【新華社アンカラ5月20日】上海市名誉市民でトルコの中国問題専門家であるNoyan Rona氏は先日新華社記者の特別取材に応じた際、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」戦略は中国と各国間の外交の往来を強めただけでなく、同時にトルコの地域優位性も十分に体現させており、トルコ経済の繁栄促進に対する意義は計り知れません。」と語った。
Noyan氏は次のように語った。「古代シルクロード」が中国を離れてからトルコ東部の国境へ、またイスタンブールに至るまでおよそ1000キロ余りの道のりがある。それによりもたらされた経済上の繁栄や隆盛も「古代シルクロード」に伴ってトルコ国内で東から西まで伸びており、トルコ西部を東西貿易の最も重要な中継地や積み替え港へと徐々に発展させ、「古代シルクロード」をより一層貫通させるために必要な条件を創り出した。「古代シルクロード」を通じて、当時中国で最も先進的で、最も精緻な製品および精美な実物がヨーロッパへ伝わった。同時に、ヨーロッパの特産物やいくらかの新鮮な事物もこの道を経由して中国へ伝わり、中国人に認識され、また受け入れられた。
Noyan氏は、トルコはここ数年で鉄道建設への投資力が大幅に向上している。トルコと中国両国の指導者による積極的な推進の下、中国の鉄道建設技術はトルコの業界内でしだいに好評を得て、中国・トルコ間の協力の成功がトルコの2大都市を結ぶ高速鉄道プロジェクトを完成させ、中国が敷設した高速鉄道はトルコ人民の高い称賛を得たと語った。
Noyan氏は次のように強調した。中国による「一帯一路」の提唱の実現は、トルコの鉄道建設に前代未聞の原動力をもたらしただけでなく、沿線の都市や地域の運輸や物流、観光、対外貿易、通信、人文教育などの分野にもかつてないチャンスを創造した。トルコが擁する現代化した港湾施設と円熟した港湾管理の人材は、「海上シルクロード」に全くスムーズにドッキングすることができ、地中海とエーゲ海地域との「線」から「面」への運行を実現させ、それにより、全方位的な発展と繁栄を増進させてゆくだろう。
(新華網日本語)
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