【新華社北京2月1日】中国では地理的表示(GI)製品の保護水準が全体的に高まっている。国家知識産権局はこのほど、2020年末までに2391品目の地理的表示を認可、9479社に専用マークの使用を認め、地理的表示商標の登録件数は6085件に達したと明らかにした。
地理的表示は特定地域の製品の特性や名声を守るための重要な知的財産権で、江蘇省蘇州市陽澄湖産の上海ガニ「陽澄湖大閘蟹」や黒竜江省五常市産のコメ「五常大米」、寧夏回族自治区産のクコ「寧夏枸杞」などが知られる。製品の高付加価値化や農家の所得増、消費者権益の保護、地域経済の発展、伝統的文化遺産の保護で重要な役割を果たしている。
同局は20年、地理的表示製品6品目を認可し、地理的表示の専用マーク使用を1052社に認め、地理的表示商標765件を登録した。地理的表示専用マークを使った市場主体の生産額は20年、6398億600万元(1元=約16円)に達した。
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