【新華社ラサ2月1日】中国チベット自治区の農業農村庁はこのほど、同自治区の2020年の食糧(穀物・豆類・芋類)収穫量が103万トンだったと明らかにした。6年連続で100万トンを超えた。第13次5カ年計画(2016~20年)中の収穫量は累計521万9900トンだった。
自治区は第13次5カ年計画中、累計8億元(1元=約16円)近くを投じ、農地の地力向上を指導した。また、食糧主産地の35県で重点的に植物栽培業の構造調整を進め、品質と効率性の高い農作物の栽培面積を安定的に増加させた。
高基準農地の建設や麦類優良品種の栽培拡大、環境に配慮した病虫害・雑草対策の強化なども実施し、45億元を投じて高規格農地225万ムー(約15万ヘクタール)を完成させたほか、5年間で麦の優良品種の栽培面積を1069万ムー(約71万2667ヘクタール)増やした。ハダカムギの優良品種の割合は15年の85%から20年には90%超となった。
伝統的な栽培方法の改良も進んだ。農業機械の出力は20年末に合計691万5千キロワットとなり、12年末に比べ227万5千キロワット増加した。農業機械合作社(協同組合)は170社、農業専業合作社は1086社となり、15年に374・94キロだった1ムー(約667平方メートル)当たりの食糧収穫量も20年には387・33キロに増えた。
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