【新華社北京1月3日】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外交部長はこのほど、新華社と中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)の合同取材に応じ、中米関係について言及した。
王毅氏は次のように述べた。中米関係は現在、新たな岐路に立っており、新しい希望の窓を開く可能性がある。米新政権が理性を取り戻して対話を再開し、再び両国関係が正しい軌道に戻って協力し合うことを望む。
また次のように指摘した。中米関係はここ数年、これまでにない苦境に陥ったが、その根本原因は米国為政者の中国に対する認識に深刻なずれが生じ、中国をいわゆる最大の脅威と見なし、それによって完全に誤った対中政策を取ったことにある。事実が証明しているように、中国を全面的に抑え込み、新たな「冷戦」を引き起こそうとする米国のやり方は、両国人民の利益を著しく損ねるだけでなく、世界にも大きな危害をもたらしている。これは人心を得ることができず、失敗に向かう運命にある。
さらに次のように強調した。中国の対米政策は連続性と安定性を保っており、協調、協力、安定を基調とする両国関係を米国と発展させたい。中国が米国の内政に干渉することはなく、米国と平和的に付き合い、協力・ウィンウィンを図ることを望んでいる。同様に、米国も中国人民が選択した社会制度と発展の道を尊重し、より良い生活を追求する中国人民の正当な権利を尊重すべきである。
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