小型無人機から撮影した中国の上海陸家嘴の夜景。(2019年9月18日撮影、上海=新華社記者/任瓏)
【新華社北京3月2日】中国経済は2019年、主要な経済目標を達成し、社会的発展を促進、国内外のリスクや課題を抱える中で繁栄した。
国家統計局発表のデータと数値は以下の通り。
-19年の国内総生産(GDP)は前年比で6・1%成長して、99兆900億元(1元=約15円)に達し、一人当たりのGDPは7万892元に達した。
-第3次産業がGDPの53・9%を占め、経済の新しい原動力として成長が続いた。個人消費のGDP成長への寄与率は57・8%だった。
-中国本土の人口14億人のうち、60・6%が都市に居住し、前年より1・02%増加した。
-都市部では1352万人の雇用が生まれ、調査対象となる都市部の失業率は5・2%だった。
小型無人機から撮影した中国河北省張家口市張北県徳勝村に新しく建てられた住宅。(1月8日撮影、張家口=新華社記者/李賀)
-国の貧困ライン以下で生活する農村住民は、前年比1109万人減の551万人。貧困層の割合は0・6%まで下がった。
-貧困地域の農村住民の一人当たりの可処分所得は1万1567元で、物価の変動を差し引いた後の実質で前年比8%上昇した。
-穀物生産量は6億6384万トンだった。綿花の生産量は589万トンで、豚肉、牛肉、羊肉、家禽肉の生産量は7649万トンだった。
-スラム街の再建計画の下で約254万戸の住宅の建設が完了し、農村の老朽化した住宅63万8千戸が改装された。
-昨年末時点での自動車保有台数は2億6150万台で、18年から2120万台増加した。
-昨年の外貨準備高は3兆1千億ドル(1ドル=約108円)で、前年比352億ドル増加。人民元の平均為替レートは対ドルで4・1%下落、6・8985元だった。
小型無人機から撮影した中国江西省南昌市向塘鎮で出発を待つ中国と欧州を結ぶ貨物列車。(2月17日撮影、南昌=新華社記者/胡晨歓)
-総輸出入額は、31兆5千億元に達し、前年比3・4%増加した。サービス貿易も2・8%増加し、5兆4200億元だった。
-中国本土における新規外資系企業数は、銀行、証券、保険を除いて合計4万888社で、外国直接投資額は5・8%増加し、9415億元となった。
-アウトバウンド非金融投資は1106億ドルで、そのうち「一帯一路」沿いの国々への投資額は150億ドルに上った。
-税収は1%増加して15兆9千億元だった。
-流通している現金やすべての預金をカバーするマネーサプライの広範な指標である「M2」は、8・7%上昇した。
-研究開発費は10・5%増加して2兆1700億元を超え、GDPの2・19%を占めた。特許件数は972万件だった。
月探査機「嫦娥4号」着陸時のパノラマ写真。(資料写真、北京=新華社配信/中国国家航天局提供)
-宇宙へのロケット打ち上げ回数は32回に上り、これには人類初となる月の裏側への軟着陸に成功し、探査を行った中国の月探査機「嫦娥4号」が含まれる。中国独自の衛星測位システム「北斗」衛星ナビゲーションシステム(BDS)の中核ネットワークの構築が完成。
-中国人の海外旅行は延べ1億6921万人に上り、4・5%増加した。
-新しい植林面積は770万ヘクタールで、2019年末時点で、474の国立自然保護区が指定されている。
-クリーンエネルギーは、総エネルギー消費量の23・4%を占め、前年比1・3%増加。石炭の使用は57・7%に低下した。
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