【新華社北京9月28日】中国国家統計局が発表した報告書によると、2013~18年、世界経済成長に対する中国の寄与率は28・1%にまで拡大し、世界首位となった。2018年、中国の世界経済成長に対する寄与率は27・5%となり、1978年より24・4ポイント拡大した。
国家統計局の寧吉喆(ねい·きってつ)局長は、「現在、世界経済成長に対する中国の寄与率は世界首位に立っている。中国は多国主義、自由貿易ルールを堅持するとともに、前向きに国連など国際機関の活動に参与し、「一帯一路」構想はすでに160以上の国と国際機関から積極的な対応を受けている」と述べた。
同局のデータでは、2018年、中国の携帯電話生産台数は18億台、コンピュータは3億1千万台、カラーテレビは1億9千万台となり、世界の総生産台数に占める割合は70%~90%に達している。自動車生産台数は2700万台を超え、数年間連続で世界1位となり、世界産業チェーンの発展をけん引。高速鉄道「動車組」は「中国の名刺」となり、海外へと送り出され、世界の人々のために利便性の高い交通手段を提供している。
中国アムウェイ(安利中国)のFrances Yu社長は、グローバル化時代において、中国は世界経済成長の重要なエンジンとして世界経済の持続的な発展を引っ張っているとの見解を示し、今日の中国は、高速鉄道、第5世代移動通信システム(5G)、モバイル決済から家電、アパレル、玩具まで、大きな範囲をカバーする「世界の工場」というだけではなく、規模が極めて大きな「世界の市場」にもなっている。中国製造(メイドインチャイナ)、中国創造を通じて、世界経済に対する中国経済の影響力は格段に強まっていると指摘した。
統計によると、2018年の中国GDPは13兆6千億ドル(1ドル=約108円)に達した。中国農村の貧困人口は1978年の7億7千万人から2018年には1660万人に減少した。特に2012~18年、中国は年に1千万人以上が貧困から脱出。中国は世界で貧困人口数の減少幅が最も多い国となった。
Frances Yu社長は、中国経済の発展、特に改革開放から40年にわたり、天地を覆すほどの変化と成果を取得したと述べ、十数億人の人口を持つ大国が繁栄して豊かになり、これは先ず、世界の平和と安定に対する重要な貢献となり、非常に多く企業がこの多大な「時代成果」を享受しているとの認識を示した。
統計によると、2018年、中国の住民1人当たりの可処分所得は1949年の60・2倍に増え、1人当たり消費支出は1956年の29・5倍となった。住民所得が増えると同時に、中国の森林被覆率は1976年の12・7%から2018年には22・96%へと高まった。
現在、開催されている「2019北京世界園芸博覧会」中国館は、面積3千平方メートル以上の中国生態文化展示エリアを設置している。あるスタッフの説明によると、今では中国人の生活がますます豊かになり、新たな時代において中国は「革新・調和・グリーン・開放・共有」という発展理念をこれまで以上に尊重し、経済の質の高い発展と生態文明の建設を推し進め、地球の未来のために貢献し続けるという。
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