2015年5月21日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、ファーウェイのY600型スマートフォンを手にする携帯電話販売員。(ブエノスアイレス=新華社配信/Martin Zabala)
【新華社ラパス3月2日】ボリビア貿易研究所(IBCE)は2月28日、同国が輸入したスマートフォンの78%を中国製品が占め、スマートフォン供給で大きな存在感を示していることを明らかにした。
IBCEの報告書によると、ボリビアは2007年から2019年の間に3億8千900万ドル(1ドル=約108円)相当の携帯電話を輸入し、2015年には最高額となる6千万ドルを記録した。中国企業はその期間、市場シェアを19%から78%へと拡大させた。
ボリビア通信省の元SNS担当マリオ・デュラン氏は、新華社に対して「中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)や小米集団(シャオミ)、韓国のサムスン電子がボリビアで市場のシェアを争っているが、ここ数年は中国製の携帯電話が存在感を強めている」と語った。
ラパスの中でも携帯電話の販売が盛んな電気街で商売をしているサムエル・キスペ氏は「シャオミは去年台頭してきたばかりだが、市場にとても大きなインパクトを与えた」と話す。
キスペ氏によると、特徴的で低価格な製品を提供するシャオミが現在最も売り上げを伸ばしており、ファーウェイとともにサムスンと同じ土俵で競っており、これらのブランドが成功しているのは製品が安く、価格競争力が非常に高いためだ。さらに携帯電話の性能も高級ブランドに負けておらず、場合によってはより優れている。
IBCEの経済学者でゼネラルマネジャーのガリー・ロドリゲス氏は、中国製の携帯電話は低価格で高性能なため、ボリビアが輸入を強化したと語った。
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