【新華社香港2月20日】中国香港特別行政区政府が手配した初のチャーター機が20日午前8時30分頃(日本時間同9時30分頃)、新型コロナウイルスによる肺炎の集団感染が確認された大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた香港の乗客106人を乗せ、香港国際空港に無事着陸した。
チャーター機は現地時間午前5時頃、東京羽田空港を出発した。
106人全員が新型コロナウイルス検査で陰性となった。初のチャーター機で帰還した香港住民は、空港で専用車に乗り、特区政府が新界に設置した火炭駿洋邨検疫所で14日間の隔離措置を受ける。
香港特別行政区政府保安局の李家超(ジョン・リー)局長は同日、日本の横浜港に寄港した「ダイヤモンド・プリンセス」には364人の香港の居住者が乗っており、うち200人以上が特区政府が提供する無料のチャーター機で香港へ戻りたい意向を示したことを明らかにした。
李氏は、20日午後には日本からもう一機、別のチャーター機が到着すると述べ、チャーター機の香港住民を全員受け入れるのが目標だが、新型コロナウイルスの感染が確認された香港住民55人と濃厚接触者33人、クルーズ船内でウイルス検査をパスしなかった香港住民は、日本に残って治療や検査を受けることになると説明した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。