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中国内外の科学者、3億年前の左巻き植物の化石を発見
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2019-11-21 16:06:12 | 新華社 | 編集: 张一

  【新華社南京11月21日】中国科学院南京地質古生物研究所はこのほど、中国とチェコ、米国の古生物学者からなる研究チームが内モンゴル自治区烏海市の炭田で、約3億年前のつる性植物の化石を発見したことを公表した。現存する圧倒的多数のつる性植物が右巻きにらせんを描いて成長するのに対し、今回発見した植物は左巻きに成長していた。

  この研究成果は19日に発表された最新の国際的学術誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。

  今回の研究に参加した同研究所の助理研究員、周衛明(しゅう・えいめい)氏は、「今回新たに発見された化石を含め、人間がこれまでに発見した2種類の古代のつる性植物は、いずれも左巻きに成長しており、現在とは明らかに異なっている。これは、生物の進化における非対称性の役割の再考につながる。このような現象がなぜ生じ、長い進化の過程でどのように変化したのかを解明するには、さらなる手がかりを探す必要がある」と語った。(記者/王珏玢)

 

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中国内外の科学者、3億年前の左巻き植物の化石を発見

新華網日本語 2019-11-21 16:06:12

  【新華社南京11月21日】中国科学院南京地質古生物研究所はこのほど、中国とチェコ、米国の古生物学者からなる研究チームが内モンゴル自治区烏海市の炭田で、約3億年前のつる性植物の化石を発見したことを公表した。現存する圧倒的多数のつる性植物が右巻きにらせんを描いて成長するのに対し、今回発見した植物は左巻きに成長していた。

  この研究成果は19日に発表された最新の国際的学術誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。

  今回の研究に参加した同研究所の助理研究員、周衛明(しゅう・えいめい)氏は、「今回新たに発見された化石を含め、人間がこれまでに発見した2種類の古代のつる性植物は、いずれも左巻きに成長しており、現在とは明らかに異なっている。これは、生物の進化における非対称性の役割の再考につながる。このような現象がなぜ生じ、長い進化の過程でどのように変化したのかを解明するには、さらなる手がかりを探す必要がある」と語った。(記者/王珏玢)

 

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