【新華社北京３月２３日】中国社会科学院ラテンアメリカ研究所の周志偉（しゅう・しい）研究員はこのほど、「一帯一路」は中国とポルトガル語圏諸国との協力に絶好のチャンスをもたらすと述べ、４月に開催を予定する「第２回『一帯一路』国際協力サミットフォーラム」では、協力のさらなる深化が図られるとの見方を示した。
周氏によると、中国は国際協力をけん引する役割を果たしており、ポルトガル語圏諸国にとって非常に良い外部の力となる。世界で保護主義が台頭する現在、中国は「一帯一路」で協力の意欲をはっきりと示していることは、ポルトガル語圏諸国にとって好材料になる。「一帯一路」は中国とポルトガル語圏諸国との経済協力のさらなる深化を促すことができる。
中国とポルトガル語圏諸国による施設の相互接続や貿易の円滑化、資金の流通をめぐる協力は、双方の経済的なつながりを強め、中国の経済発展による利益をポルトガル語圏諸国にもたらすことになる。ポルトガル語圏諸国は、中国経済の「急行列車」に乗り、自国を発展させるための場を手に入れることができる。中国はポルトガル語圏の多くの国にとっての重要な経済貿易協力パートナーであり、中国が「一帯一路」を通じて示している開放の精神と協力の姿勢はポルトガル語圏諸国の政策の方向性とも一致する。中国の全面的な対外開放はポルトガル語圏諸国の経済社会の発展に下支えを提供しており、中国が開放と経済貿易の活力を保ち、強大な輸入能力を維持することはポルトガル語圏諸国の経済発展にプラスに働く。
ポルトガル語圏諸国はインフラ建設を経済発展の優先的なプロジェクトと位置づけている。中国はこの分野で国際的な影響力を誇り、ブランドを形成している。ブラジルのベロモンテ超高圧送電線プロジェクト、アンゴラのベンゲラ鉄道、モザンビークのマプト・カテンベ橋など、双方のインフラ協力はすでに成果を上げている。
政策をめぐる交流と民心の通じ合いでは、中国・ポルトガル語圏諸国経済貿易協力フォーラム（マカオ）の役割を十分に発揮させることができる。同フォーラムは「一帯一路」と連携し、「一帯一路」の枠組みの下、中国とポルトガル語圏諸国との協力をさらに固め、相互の支え合いを実現できる。
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