19日、広州市で開催された「三禾杯」第3回中国寿司コンテストで出場者が作った刺身の盛り合わせ。(広州=新華社配信/三禾集団提供)
【新華社広州3月22日】中国の日本料理業界は、国民消費の健康志向の高まりを受けて爆発的な成長を遂げており、年間成長率は20%を超える。
18~20日に広東省広州市で開催された第4回中国日本料理産業発展大会で、全国のホテル・飲食店などが加盟する中国飯店協会の韓明(かん・めい)会長は、日本料理業界が昨年の中国外国料理産業の中で最も著しい発展を遂げたと表明。「日本料理の文化や品質、食材などが大勢の若い消費者を引きつけ、業界の中国での発展を後押した」と述べた。
選りすぐりの日本料理職人や日本料理従事者、日本食レストラン企業家ら数百人が中国各地から大会に参加し、中国の日本料理産業の現状と発展動向などをテーマに交流した。
業界関係者は、中国の日本料理産業のサプライチェーンが今年も発展を続け、インターネットなどのオンラインから店舗などのオフラインへ消費者を呼び込むオンライン・ツー・オフライン(O2O)モデルもより成熟に向かうと指摘。日本料理の深夜食堂という新業態が一線都市や二線都市(中央直轄市や省都レベルの大都市)で急速に広まり、日本料理産業の発展は飛躍的な成長期を迎えるとの見方を示した。
大会では「三禾杯」第3回中国寿司コンテストも開催された。全国から集まった出場者数百人が、団体戦と個人戦で握り寿司と寿司セットの腕前を競う熱戦を展開。千品近いハイレベルな寿司料理を披露した。(記者/周強、鄧瑞璇)