インドネシアのジャカルタで開催されている第１８回アジア競技大会は昨年８月２６日、ｅスポーツ公開競技種目「Ａｒｅｎａ ｏｆ Ｖａｌｏｒ」（ＡＯＶ、アリーナ・オブ・ヴァラー）の決勝が行われ、中国チームが優勝した。写真は試合中の中国チーム。（ジャカルタ＝新華社記者／張金加）
【新華社北京２月２７日】米パソコン大手・デルの副総裁で中国消費・小企業事業部総経理の王利軍（ジャッキー・ワング）氏はこのほど、デルは、ずっと中国市場を非常に重視してきた、特に中国で急速に発展するｅスポーツに期待している。これから、国際的な競争力と経験を生かし、中国消費者の好きな商品を絶え間なく供給していくと述べた。
王副総裁は、中国市場は北米市場と同様、ｅスポーツに対する需要が高い。特に、中国は第５世代移動通信（５Ｇ）技術の商業化で先頭に立っており、その超低遅延機能はゲーマーたちのゲーム体験を大きく向上させ、関連産業の発展の余地は大きいと指摘した。
中国市場のニーズに応えるため、デルは製品デザインの変更を何度も行っている。王副総裁は、ゲーム専用ノートＰＣのデザインをみると、中国の消費者は縁が細いものを好んでいる。このため、デルは性能を維持しつつ、全体の設計理念を守ることを前提に、できるだけ縁の細い製品を提供しているという。
ここ数年、中国市場ではｅスポーツ関連のハードウェアや製品が高い人気を集めている。その背景にはｅスポーツ産業の急成長があり、特に生放送や競技大会を中心とした産業エコシステムの形成が加速している。
２５日に開催された関連製品の展示イベントでは、デル傘下のブランド「Ａｌｉｅｎｗａｒｅ」と長年にわたり協力している北米の有名なｅスポーツチーム「チームリキッド」（Ｔｅａｍ Ｌｉｑｕｉｄ）が会場に姿を現わし、中国のゲーマーたちと行動を共にした。チームのマイク・ミラノフ最高経営責任者（ＣＥＯ）は、これからもＡｌｉｅｎｗａｒｅと協力し、中国のｅスポーツ産業発展の潮流に溶け込み、北米での経験を共に生かしたいとの考えを示した。
王副総裁は、デルはここ数年、ｅスポーツ向けの投資を増やし、多くのチームや競技会との協力関係を構築し、製品とソリューションの設計や最適化に焦点を絞り、中国のゲーマーたちに絶えずして新製品を提供していると述べた。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事
