富士フイルムのデジタル式乳房用X線診断装置。(富士フイルム提供)
【新華社上海10月11日】富士フイルムは、第1回中国国際輸入博覧会に出展するため300平方メートルのブースを申請し、前向きな姿勢を見せている。富士フイルム(中国)投資有限公司の武冨博信総裁は、「近年、中国は世界の工場から世界の市場へと変貌を遂げ、市場規模や変化のスピードはこれまでにないものになった。これまでの欧米や日本市場での経営モデルは、中国で応用できない。外資系企業は、中国市場を優先させ、中国に立脚し、ニーズを見つけ、それを満たさなければ成功できないと考えている。日本企業は中国市場を見る目を大きく変えるべきだ」と語った。
「長年にわたり、富士フイルムは多くの日本企業同様、自国と欧米を最も重要な市場とし、中国市場を単なる追随者としか見ていなかった。中国における重点業務は販売で、研究開発への投資が欠けていた。我々には2つの青写真がある。1つは、中国市場の最新のニーズを見つけ、それに合わせ研究開発に力を入れ『地産地消』を徐々に実現すること。1つは、孤軍奮闘することをやめ、理想的な現地のパートナーを見つけることだ」と同氏は述べた。
同社が第1回輸入博覧会に出品する展示品は、従来製品ではなく、ヘルスケアと高機能材料という2大分野に関連するもので、同社がこの十数年で成し遂げた「転換・再生」の成果の集大成だ。中でも展示品の一部は、中国で初披露となっている。
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