【新華社北京9月27日】第73回国連総会が行われている米ニューヨークの国連本部で26日、結核に関する国連ハイレベル会合が開かれた。中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席夫人で世界保健機関(WHO)結核・エイズ対策親善大使の彭麗媛(ほう・れいえん)氏は、結核と戦う傑出した人物の代表として開会式でビデオによる講演をした。
彭麗媛氏は次のように強調した。中国政府と社会各界が関心を寄せ、重視したことで、70万人の熱心なボランティアの参加を含め、中国の結核対策はここ数年、急速に進展し、より多くの患者が迅速かつ効果的な診断・治療が受けられるようになってきた。結核対策はまた、一部地域では貧困脱却の重要な取り組みの一つとなっている。結核患者の発見率と治癒率は絶えず増加し、発病率と死亡率は減少し続け、多くの人が回復している。中国の人々の結核対策の認知度は75%以上に達している。
彭麗媛氏はまた、各国政府や国際機関、非政府組織(NGO)、専門家、ボランティアの共同努力により、世界の結核予防・治療が重要な成果を上げているが、人類はなお結核対策の厳しい課題に直面していると表明。WHOは「結核終息戦略」を採択しており、各国が手を取り合い、何千万に及ぶ結核の影響を受けている人々の生活を変えるべく、結核の終息に全力を尽くすべきだと訴えた。
会合はエスピノサ国連総会第73会期議長が主宰し、結核対策に関する政治宣言を採択した。モハメド国連副事務総長やWHOのテドロス事務局長の他、各国の高官が出席した。
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