第一回中国5G自動運転サミットが19日、北京ハイテク製造業基地で開かれました。
現在、北京市南西部の房山区と中国移動体通信最大手のチャイナモバイルは共同で、同基地に中国初の5G通信技術を用いた自動運転テスト道路を建設する計画を進めています。これにより、国内初の5G自動運転モデル区が誕生し、次世代通信規格「5G」の活用が実現します。
サミット前日の18日午後、北京ハイテク製造業基地にある全長2200メートルの環状テスト道路において、小型乗用車、SUV、トラックの3種類の自動運転車両の走行テストが行われました。いずれの車両も、加速、信号待ち、カーブといった走行ステップを問題なくこなしました。
チャイナモバイル側責任者の任強氏によりますと、2200メートルのテスト道路は、計10カ所の5G基地局によりフルカバーされているということです。
また、自動運転技術のサプライヤーである馭勢科学技術CEOの呉甘沙氏は「現在普及している4G通信では、100ミリ秒(10分の1秒)の遅れが出るため安全性に欠ける。だが、5G通信ならば遅延はわずか10ミリ秒(100分の1秒)に収まり、安全性は大きく高まる」と話しました。
(中国国際放送局)
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