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李輝駐ロシア大使:習近平主席のEEF出席は中ロ関係発展史の一里塚に
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-09-09 09:03:19 | 新華社 | 編集: 郭丹

  【新華社モスクワ9月9日】中国の李輝(り・き)駐ロシア大使はこのほど、新華社のインタビューに応じ、ロシアのプーチン大統領の招きで習近平主席が第4回東方経済フォーラム(EEF)に出席することは、新時代の中ロ関係発展史における重要な一里塚となる出来事で、中ロの全面的戦略協力パートナーシップの発展に強力で持続的な新しい原動力を注入すると述べた。

 李輝氏は、反グローバル化の潮流や保護貿易主義、一国主義が台頭する現在の状況下で、習近平主席がロシアを訪れ、フォーラムに出席することは、互恵・ウィンウィンの原則を守り、地域経済協力の取り組みを整備した上で、貿易と投資の利便化を推し進め、人類運命共同体を共に構築することこそが、地域経済発展を推進する正しい選択だと世界に向けて示すものだと述べた。

 中ロ関係については「現在、歴史上最も良い関係にある」と指摘し、「両国は相手国の重要な構想と発展戦略を互いに支持し、両国元首は相手国が開く重要な行事に互いに出席している。いずれも両国関係の水準の高さを強く反映しており、両国指導者の厚い個人的な友情と良好な実務関係をはっきり示している」と語った。

 EEFについては、ロシア極東地区を含むアジア太平洋地域経済協力を推進する新たなプラットフォームとなることを目的としており、過去3回は成功裏に終えていると指摘。国際的、特に北東アジア地域に、好ましい影響をもたらしているとの見解を示し「中ロ地域協力には長い歴史があり、他の協力と比べ、地理的に隣接している強みや関連範囲の広さ、運用方式の弾力性などの特徴を備えており、両国の実務協力を補完する重要な手段となっている」と語った。

 李輝氏によると、今年に入ってから中ロ地方協力は全面的に熱を帯びており、中国は第22回サンクトペテルブルク国際経済フォーラムにハイレベル代表団を派遣し、第5回中ロ博覧会をロシアと共催、EEFも全面的に後押ししている。両国の地域間交流が実際の成果を上げるのを促すため、11月には上海で第1回中国国際輸入博覧会を開催する。李輝氏は「これらの重要な活動はすべて、中国が両国指導者の共通認識を実行に移し、両国の地方交流を深化させ、中ロの全面的実務協力を推進するためにたゆまぬ努力を続けていることの最高の証だ」と語った。

 今年1~7月の中ロ貿易額は前年同期比25・8%増の583億5千万ドル(1ドル=約111円)に達した。李輝氏は、両国がメカニズムの革新や潜在力の掘り起こしを通し、年間貿易額1千億ドルの目標に向かって進むことができると自信を示した。

 李輝氏はさらに、中ロ双方の共同努力の下、両国の経済・貿易協力が質的向上やグレードアップを加速させる新しい段階に入ったと指摘。成長の速さや範囲の広さ、実効性、潜在力の大きさなどの特徴を見せていると評価し、1番目の要因として、両国の戦略的大型プロジェクト協力が顕著な成果を上げ、2国間貿易や投資・産業協力を力強くけん引しているとの見解を示した。2番目としては「一帯一路」国際協力サミットフォーラムや中ロ博覧会、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム、EEFなどの影響力が大きくなり、両国の実務協力を助ける重要なプラットフォームとなっていると述べ、3番目として、双方が積極的に「一帯一路」建設とユーラシア経済連合建設の接続協力を推進し、既に重要な初期成果を得ていることを挙げた。この他、中ロ地方協力交流年に当たる今年と来年は、両国の地方協力を国レベルにまで引き上げ、協力の熱と潜在力をさらに高めていきたいとの考えを示した。

 

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李輝駐ロシア大使:習近平主席のEEF出席は中ロ関係発展史の一里塚に

新華網日本語 2018-09-09 09:03:19

  【新華社モスクワ9月9日】中国の李輝(り・き)駐ロシア大使はこのほど、新華社のインタビューに応じ、ロシアのプーチン大統領の招きで習近平主席が第4回東方経済フォーラム(EEF)に出席することは、新時代の中ロ関係発展史における重要な一里塚となる出来事で、中ロの全面的戦略協力パートナーシップの発展に強力で持続的な新しい原動力を注入すると述べた。

 李輝氏は、反グローバル化の潮流や保護貿易主義、一国主義が台頭する現在の状況下で、習近平主席がロシアを訪れ、フォーラムに出席することは、互恵・ウィンウィンの原則を守り、地域経済協力の取り組みを整備した上で、貿易と投資の利便化を推し進め、人類運命共同体を共に構築することこそが、地域経済発展を推進する正しい選択だと世界に向けて示すものだと述べた。

 中ロ関係については「現在、歴史上最も良い関係にある」と指摘し、「両国は相手国の重要な構想と発展戦略を互いに支持し、両国元首は相手国が開く重要な行事に互いに出席している。いずれも両国関係の水準の高さを強く反映しており、両国指導者の厚い個人的な友情と良好な実務関係をはっきり示している」と語った。

 EEFについては、ロシア極東地区を含むアジア太平洋地域経済協力を推進する新たなプラットフォームとなることを目的としており、過去3回は成功裏に終えていると指摘。国際的、特に北東アジア地域に、好ましい影響をもたらしているとの見解を示し「中ロ地域協力には長い歴史があり、他の協力と比べ、地理的に隣接している強みや関連範囲の広さ、運用方式の弾力性などの特徴を備えており、両国の実務協力を補完する重要な手段となっている」と語った。

 李輝氏によると、今年に入ってから中ロ地方協力は全面的に熱を帯びており、中国は第22回サンクトペテルブルク国際経済フォーラムにハイレベル代表団を派遣し、第5回中ロ博覧会をロシアと共催、EEFも全面的に後押ししている。両国の地域間交流が実際の成果を上げるのを促すため、11月には上海で第1回中国国際輸入博覧会を開催する。李輝氏は「これらの重要な活動はすべて、中国が両国指導者の共通認識を実行に移し、両国の地方交流を深化させ、中ロの全面的実務協力を推進するためにたゆまぬ努力を続けていることの最高の証だ」と語った。

 今年1~7月の中ロ貿易額は前年同期比25・8%増の583億5千万ドル(1ドル=約111円)に達した。李輝氏は、両国がメカニズムの革新や潜在力の掘り起こしを通し、年間貿易額1千億ドルの目標に向かって進むことができると自信を示した。

 李輝氏はさらに、中ロ双方の共同努力の下、両国の経済・貿易協力が質的向上やグレードアップを加速させる新しい段階に入ったと指摘。成長の速さや範囲の広さ、実効性、潜在力の大きさなどの特徴を見せていると評価し、1番目の要因として、両国の戦略的大型プロジェクト協力が顕著な成果を上げ、2国間貿易や投資・産業協力を力強くけん引しているとの見解を示した。2番目としては「一帯一路」国際協力サミットフォーラムや中ロ博覧会、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム、EEFなどの影響力が大きくなり、両国の実務協力を助ける重要なプラットフォームとなっていると述べ、3番目として、双方が積極的に「一帯一路」建設とユーラシア経済連合建設の接続協力を推進し、既に重要な初期成果を得ていることを挙げた。この他、中ロ地方協力交流年に当たる今年と来年は、両国の地方協力を国レベルにまで引き上げ、協力の熱と潜在力をさらに高めていきたいとの考えを示した。

 

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