【新華社長沙8月7日】中国湖南省永州市零陵区の文物管理局はこのほど、同区大慶坪郷毛坪里村で、保存状態の非常に良い清代の民家が発見されたと明らかにした。これは清の同治帝の時代に建てられたもので、140年以上の歴史を持つ。また、延べ床面積は3千平方メートル余りで16棟の住居があり、そのうちの11棟には今でも人が住んでいるという。
毛坪里村は同区南西部に位置し、山地が多い。また、この古民家は山の中腹にあり、縦3列、横2列に並び、住居の多くは中庭、厢房(母屋の両わきにあって南北に伸びる建物)、母屋などからなる閉鎖的な構造の伝統的な建築様式「四合院」で、民家全体には長さ80メートル、幅1.6メートルの路地3本が伸びており、路地と路地の間には雨よけできる道が作られている。
永州市在住の文化財専門家、唐青彫氏は、16棟の古い建築物からなる民家には清代の古い村落形態が完全に保存されているが、地理的にも辺鄙なところにあるため、同地の旧住民の生活状況も見ることができ、村落の配置、民家の設計、住民の生活などの面で、大きな文化財研究の価値をもつと見ている。
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