【新華社昆明8月6日】中国雲南省の産業による貧困支援会議から得た情報によると、雲南省は産業による貧困支援を強化し、産業による貧困支援は「ソフト的な任務」とする安易な考え方を捨て、「量化審査指標」を決める方針だという。
雲南省は貧困脱却を図る中国の地方の中でも主要な地域で、昨年末時点で雲南省全体に依然88の貧困県があり、貧困人口は331万に上る。貧困県の数、貧困人口は共に全国最多。
一日も早い貧困からの脱却を目指し、昨年から登録済みの全ての貧困家庭を新型農村協力経済組織で全面的にカバーしている。今年初め、雲南省政府弁公庁は、2020年までに労働能力のある貧困家庭に一つ以上の所得増加プロジェクトを確保し、職業訓練を受ける意向のある貧困家庭に一つ以上の就職創業技能を身につけさせる方針を決めた。
また、雲南省は貧困脱却の指針を「ターゲットを絞った施策、質・効率の向上」と明確にした。これは、現在の貧困脱却情勢が求めている問題や、一部地域で現れた貧困脱却措置の効果が低いといった問題、さらには産業による就職の組織化レベルが低いといった問題について、対処するためだ。 貧困支援への産業資金の投資では、雲南省は各種資金の中でも貧困支援を優先し、資金の使用効率を高め、投資収益率を高める方針。
雲南省はすでに多様な利益連結制度を模索、構築。企業、大規模栽培農家、共同組合などを通して貧困家庭の所得増加を導いている。例えば、製品の販売、土地移転によるリース料、産業基地での就業などで稼がせている。
雲南省は貧困家庭を産業による貧困支援と新型農村協力組織で全面カバーする。同時に、産業による貧困支援審査評価システムを構築し、産業による貧困支援のカバー率を効果的に高め、貧困家庭の持続的、安定的な所得増加源を確保する計画だ。
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