【新華社瀋陽7月28日】中国科学院瀋陽自動化研究所の主導で開発が進む大型無人ヘリコプター「翔鷹-200」がこのほど、開発段階での全試験飛行を終了し、検収段階に入った。同機は、制御システム、動力システム、駆動システムなどの基幹部品の国産化を実現し、中国の大型無人ヘリコプターの独自開発能力が一層向上したことを示している。
同研究所の谷豊・副研究員によると、開発は中国科学院の多数の機関と共同で行われた。同機は全長8・7メートル、高さ2・5メートル、最大積載量200キロで、自動飛行制御、艦船甲板離発着、海洋防護、軽量素材、エンジンなどのコア技術で大きな進展を遂げ、国内で初めて大型無人ヘリコプターの艦船甲板での自動離発着技術の検証に成功し、国内同クラスの無人ヘリコプターで初めて新世代の国産エンジンを採用したという。同クラスの無人ヘリコプターは海上での取り締まり、現代農業、救助活動など幅広い分野での利用が有望視されている。
瀋陽自動化研究所は2003年から無人ヘリコプターの研究を開始し、基礎理論、コア技術、システムインテグレーションなどの研究開発で豊富な経験を蓄積し、開発した多くの無人ヘリコプターや装備は、南極調査や四川省廬山地震での救助、長江の送電線架設工事などで重要な役割を果たした。
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