【新華社福州４月２５日】第１回デジタル中国建設サミットは２２日、中国福建省福州市で開幕した。同会議では、工業・情報化部（工信部）情報通信発展司の聞庫司長は、中国の第５世代移動通信システム（５Ｇ）推進のタイムテーブルを発表した。このうち、モデル応用能力を備えた５Ｇ規格端末は早ければ来年下半期にも発表されるという。
聞司長によると、５Ｇはすでに国際規格を取り決めていく重要な段階に入っており、米国、欧州連合（ＥＵ）、日本、韓国などが相次いで５Ｇ商業利用計画のタイムテーブルを明らかにし、世界の５Ｇ向け周波数帯についても初歩的に合意が形成されている。中国は世界と同時に５Ｇ規格の研究を開始し、２０１３年には、工業・情報化部、国家発展・改革委員会、科学技術部が共同で５Ｇ推進チームを設立して、５Ｇ規格のニーズ、技術、基準、産業、応用、国際協力などに関する取り組みを全面的に進めている。
また、５Ｇ規格応用のタイムテーブルについて、中国は２０１６年初めから５Ｇ技術研究試験を開始し、段階ごとに整然と５Ｇ産業の発展を推進しているという。２０１６年９月には第１段階（コア技術検証）テスト、２０１７年１２月には第２段階（技術プラン検証）テストをそれぞれ完了した。２０１８年初めには第３段階（システム検証）テストを開始し、第３段階試験第１次規範を制定・発表して、５Ｇ規格プレ商用デバイスの研究開発とテストの重要な根拠とした。現在、華為技術（ファーウェイ）、エリクソンなどのシステム・デバイスメーカーが積極的に参加して、５Ｇ規格製品の研究開発を推進している。
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