【新華社ソウル4月23日】韓国と朝鮮は20日、首脳間のホットラインを正式に開通し、試験通話を行った。
韓国の南北首脳会談準備委員会・総合状況室の尹建永(ユン・ゴンヨン)室長は同日の記者会見で、ホットラインは韓国大統領府(青瓦台)と朝鮮国務委員会とを結ぶものだと述べた。試験通話は韓国側から午後3時41分に発信し、両国の担当者が4分19秒間通話した。回線は支障なく接続され、接続状況は良好だった。
両国間でホットラインを開通するのは史上初めて。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と朝鮮の最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)氏が首脳会談を行う前にホットラインで最初の通話を行うことを、両国はすでに事前の協議で決めている。
韓国と朝鮮は27日に軍事境界線上にある板門店(パンムンジョム)の韓国側施設「平和の家」で首脳会談を開催する。
南北首脳会談は今回が3回目となる。韓国の金大中(キム・デジュン)大統領(当時)と朝鮮の最高指導者だった金正日(キム・ジョンイル)氏は2000年に会談し「北南共同宣言」を締結した。韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)と金正日(キム・ジョンイル)氏は2007年に会談し「北南関係の発展と平和繁栄のための宣言」を締結している。
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