【新華社北京3月31日】中国鉄路総公司は29日、鉄道局管轄内の一部高速鉄道運賃の値下げ・割引をいっそう拡大することを発表した。2018年4月28日から年末までの期間に、座席クラス別の差額を調整し、サービスをさらに充実させるという。
同公司の担当者によると、広東省の広州~珠海間、遼寧省の丹東~大連間、河南省の鄭州~開封間など28路線の都市間鉄道の一部高速鉄道運賃について、さまざまな形式の割引、異なった幅の割引を実施する。最大割引率はこれ以前に試行した10%から20%に拡大するという。同社は2017年末にも管轄下の14の高速列車運行路線で運賃値下げを試行したが、今回はさらに広範囲で値引きを実施する。
また、鉄道部門はさらに一連のサービス措置を打ち出し、内容も充実させていくという。
まず、引き続き鉄道輸送サービス措置を改善する。鉄道予約サイト「12306」のサービス内容をさらに充実させ、列車の運行情報、駅構内ガイド、重点旅客(高齢者や障害者、子どもや妊婦など)予約、落とし物検索などのサービスを新設、改善する。
また、重点旅客に配慮したサービスを強化する。市級以上の駅待合室での母子サービスエリアや授乳エリア設置をさらに推進し、おむつ交換台、ウォーターサーバー、電源、座席などの設備を提供する。直轄市や省都、計画単列市(日本の政令指定都市に近い権限を中央から与えられている地級市)の主要高速鉄道駅には、キッズ・プレーゾーンを設置し、子ども連れの旅客向けに配慮したサービスを提供する。
このほか、差別化、個性化を図ったサービスを提供し、さまざまな旅客層のニーズに合った送迎サービス商品などを開発する。マイレージに似たポイントがたまる一般乗客会員サービスの「鉄路暢行」で、集団客、団体客、ランク別会員、ハイエンド客により差別化を図った付加価値サービスを提供するほか、貯まったポイントによる乗車券交換、座席アップグレード、特別待合室の利用などのサービスを展開するという。
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