「中国徒歩旅行分析報告書2017」が26日午後、北京市で発表された。同報告書によると、徒歩旅行の参加者のうち41歳から60歳までの消費者が最も多く、全体の68%を占めている。これに続いたのは22歳から40歳までの若い世代で、24%。このように一定の経済の基盤と余暇の時間を持ち、身体的にも充実している中年層が、徒歩旅行の消費の主力になっていることを明らかにしている。
国際市民スポーツ連盟中国本部(CVA)と中国徒歩網、博観致遠アウトドアレジャー研究院が同報告書を発表した。その内容は下記の通り。
北京・上海・広州・深センの4大都市の徒歩旅行消費者が、全体の55%を占めている。省都は20%、その他の地区は25%。大都市の消費者が占める割合が高い。
徒歩旅行消費者のうち最も多い職業は、企業・事業機関職員(41%)、商業・サービス業職員(25%)、定年退職者(16%)となっている。安定した職業と所得があり、可処分時間の長い人の積極性が高いことが分かる。徒歩旅行の消費者のうち、経験3年以上が占める割合が55%と最も高い。これは徒歩旅行の消費者が増加傾向にあり、徒歩旅行に参加する人が次々増えていることを示している。
また徒歩旅行消費の内訳で、支出が最も多いのは移動と装備で、ハイエンド消費の拡大が待たれる。徒歩旅行の参加頻度は高くなく、毎年9回以内が3分の1以上となっている。このことからも徒歩旅行消費市場はまだ大きな潜在力を秘めていることがわかる。
(人民網日本語版)
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