【新華社北京3月28日】中国広東省はこのほど開催した全省科学技術イノベーション大会で、「広東省次世代人工知能(AI)発展計画(2018~2030年)意見聴取案」を発表した。中国証券網が伝えた。
計画は3段階に分かれる。2025年にAI産業の中核の規模は1500億元(1元=17円)を突破し、関連産業の規模は1兆8千億元に達する。2030年にはAI産業全体がグローバル・バリューチェーンの上位ランクに入るという。
広東省はAIをイノベーション推進型発展の新たなエンジンと位置付けている。
意見聴取案は中核的技術の難題解決や産業パークのイノベーション・発展、科学技術企業の誘致・育成、産業のエコシステム(企業の連携関係)構築などをめぐり、AI産業の共同発展に新たな原動力を形成し、AIと経済、社会、産業の高度な融合と発展を強く進めると述べた。
また、豊富なデータ資源や応用分野の広さ、堅固な産業基盤などの優位性を重点的に発揮しなければならないと強調した。
関連データによると、広東省のAI産業はここ数年で一定の規模に達した。2016年の中核産業の生産額は全国の33・3%を占める240億元で、ロボットやAI設備など関連産業の規模は2千億元を超え、全国トップに立った。
広東省は産業への応用をけん引役とし、技術の難題解決を中心とし、基本的なソフトウェアとハードウェアを柱とする比較的整った産業チェーンもすでに構築した。科学技術のイノベーション能力では、2016年のAI関連特許出願数は全国3位だった。
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