【新華社北京1月26日】中国証券網の報道によると、中国商務部の高峰報道官はこのほど開催された定例記者会見の席上、2017年、中国のネット小売が高成長から質の向上へと転換し、小売額は7兆1800億元になったと述べた。その特徴について次の5点が明らかになった。
1つ目は市場規模の持続的な拡大。2017年、全国のネット小売取引額の伸び率は32・2%と前年より6ポイント拡大した。うち、実物商品のネット小売取引額は28%増の5兆4800億元、社会消費財小売総額に占める割合は15%と前年より2・4ポイント拡大した。社会消費財小売総額への貢献度は37・9%と前年より7・6ポイント拡大した。ネット小売の消費に対するけん引力が一層強くなっている。
2つ目は構造のさらなる合理化。中国のネット小売市場は依然として東部が強く西部が弱い状況が続き、中西部地域が目覚しい発展を見せている。商務部の監視対象とされる都市で、2017年、ネット小売取引額上位5に入った広東省、浙江省、北京市、上海市、江蘇省の全国に占める割合は74・8%と前年より3・8ポイント縮小し、地域の集積度がやや低下した。西部地域の取引額の伸び率は45・2%と東部地域を12ポイント上回った。
3つ目は業態の多様化、消費の質の向上。2017年、電子商取引の新主体や新業態が迅速な発展を遂げ、国境をまたぐ経営、無人小売が新たな消費需要をけん引し、品質、スマート、グリーン商品がだんだんと消費者に認められてきた。商務部のモニタリングデータによると、2017年、スマートウェアラブルデバイス、ハイエンド家電、生鮮食品、医薬品・保健などのネット通販は70%以上の成長を遂げた。
4つ目はモデルシステムのけん引力の一層の増強。2017年、商務部は電子商取引モデルシステムの構築と政策システムの完備に取り組み、ハイレベルの公共サービスを提供。電子商取引モデル企業238社を育成し、経営の規範化や発展モデルのイノベーションをけん引した。 5つ目は農村部の貧困脱却における電子商取引の新たな成果。電子商取引の農村部での総合的モデルの応用を引き続き推進し、主な電子商取引サイトを産業育成、物流建設、金融支援など様々な方式で、貧困脱却の難関攻略に活用する。
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