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総合情報:国際社会が朝鮮の弾道ミサイル試射を非難
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-11-30 13:37:26 | 新華社 | 編集: 郭丹

  【新華社北京11月30日】朝鮮は29日、同日に新たに開発した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の発射に成功したと発表した。国際社会は、朝鮮が国連の関連決議に違反し、地域と世界の平和と安定を脅かしているとして相次いで非難の声を上げた。

 国連のグテーレス事務総長はスポークスマンを通して声明を発表し、朝鮮の弾道ミサイル試射を厳しく非難して、この行為が「国連の関連決議に公然と違反し、国際社会の共通認識を完全に無視している」と述べた。国連安全保障理事会は現地時間29日午後に緊急会合を開き、関連する対応措置について協議した。

  韓国の文在寅大統領は29日、国家安全保障会議(NSC)を招集・主宰し、朝鮮の弾道ミサイル試射が半島情勢の緊張を高め、国際的な平和と安全を脅かしていると強く糾弾し、韓国は防御能力を引き続き強化し、国際社会と共に断固たる有効な措置を講じて朝鮮の核放棄を促していくと述べた。同時に、朝鮮側がその孤立と失敗を招く行動を直ちにやめ、協議の席に戻るよう呼びかけた。 米国のティラーソン国務長官は緊急声明を発表し、朝鮮の今回の行動は隣国、地域および世界の安定を脅かすとした。声明は国際社会は引き続き、朝鮮に核を放棄するよう求める一致したメッセージを発信し、朝鮮に対して有力な経済・外交措置を講じなければならないと述べた。同国務長官は同時に、朝鮮の核問題に対する外交オプションは依然として実行可能であり、米国は引き続き平和的な手段で朝鮮に核放棄させることを目指していくと述べ、また、米国は日本、韓国、カナダなどと緊急会合を開き、対応措置を協議することも明らかにした。

  米国のトランプ大統領は、朝鮮の弾道ミサイル試射を受け韓国の文在寅大統領、日本の安倍晋三首相と電話で会談し、朝鮮の「挑発行為」を強く糾弾し、朝鮮の核・ミサイル兵器は朝鮮の安全保障を破壊し、外交面と経済面での孤立を深めるだけだとの見方を示した。 ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、朝鮮が再び弾道ミサイルを試射した「挑発」行為は、朝鮮半島情勢の緊張をさらに高めると述べた。ロシアは朝鮮の行動を糾弾すると共に、朝鮮半島の衝突に関係するその他の各国が冷静さを保ち、半島情勢を引き続き悪化させることがないよう呼びかけた。

  欧州対外行動局も声明を発表し、朝鮮の今回の行動は国連安全保障理事会の複数の決議に違反しており、「国際社会に対する深刻な挑発および脅威である」とし、また、朝鮮は、朝鮮半島の非核化を実現し、国連安保理の関連決議を十分に実行するため、信頼できる有意義な対話を行わなければならないとした。

  中国外交部の耿爽報道官は29日、関連する質問に答えた際、次のように述べた。国連安保理の決議は朝鮮が弾道ミサイル技術を利用して行う発射活動について明確に規定している。中国側が、朝鮮側の関連する発射活動に深刻な関心と反対を表明した。「国連安保理の関連決議を順守し、半島の緊張を高める行動をやめるよう朝鮮側に強く促す。それと同時に、関連各国が慎重に行動し、同地域の平和と安定を共同で守るよう希望する。」

 

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新華網日本語

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新華網日本語 2017-11-30 13:37:26

  【新華社北京11月30日】朝鮮は29日、同日に新たに開発した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の発射に成功したと発表した。国際社会は、朝鮮が国連の関連決議に違反し、地域と世界の平和と安定を脅かしているとして相次いで非難の声を上げた。

 国連のグテーレス事務総長はスポークスマンを通して声明を発表し、朝鮮の弾道ミサイル試射を厳しく非難して、この行為が「国連の関連決議に公然と違反し、国際社会の共通認識を完全に無視している」と述べた。国連安全保障理事会は現地時間29日午後に緊急会合を開き、関連する対応措置について協議した。

  韓国の文在寅大統領は29日、国家安全保障会議(NSC)を招集・主宰し、朝鮮の弾道ミサイル試射が半島情勢の緊張を高め、国際的な平和と安全を脅かしていると強く糾弾し、韓国は防御能力を引き続き強化し、国際社会と共に断固たる有効な措置を講じて朝鮮の核放棄を促していくと述べた。同時に、朝鮮側がその孤立と失敗を招く行動を直ちにやめ、協議の席に戻るよう呼びかけた。 米国のティラーソン国務長官は緊急声明を発表し、朝鮮の今回の行動は隣国、地域および世界の安定を脅かすとした。声明は国際社会は引き続き、朝鮮に核を放棄するよう求める一致したメッセージを発信し、朝鮮に対して有力な経済・外交措置を講じなければならないと述べた。同国務長官は同時に、朝鮮の核問題に対する外交オプションは依然として実行可能であり、米国は引き続き平和的な手段で朝鮮に核放棄させることを目指していくと述べ、また、米国は日本、韓国、カナダなどと緊急会合を開き、対応措置を協議することも明らかにした。

  米国のトランプ大統領は、朝鮮の弾道ミサイル試射を受け韓国の文在寅大統領、日本の安倍晋三首相と電話で会談し、朝鮮の「挑発行為」を強く糾弾し、朝鮮の核・ミサイル兵器は朝鮮の安全保障を破壊し、外交面と経済面での孤立を深めるだけだとの見方を示した。 ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、朝鮮が再び弾道ミサイルを試射した「挑発」行為は、朝鮮半島情勢の緊張をさらに高めると述べた。ロシアは朝鮮の行動を糾弾すると共に、朝鮮半島の衝突に関係するその他の各国が冷静さを保ち、半島情勢を引き続き悪化させることがないよう呼びかけた。

  欧州対外行動局も声明を発表し、朝鮮の今回の行動は国連安全保障理事会の複数の決議に違反しており、「国際社会に対する深刻な挑発および脅威である」とし、また、朝鮮は、朝鮮半島の非核化を実現し、国連安保理の関連決議を十分に実行するため、信頼できる有意義な対話を行わなければならないとした。

  中国外交部の耿爽報道官は29日、関連する質問に答えた際、次のように述べた。国連安保理の決議は朝鮮が弾道ミサイル技術を利用して行う発射活動について明確に規定している。中国側が、朝鮮側の関連する発射活動に深刻な関心と反対を表明した。「国連安保理の関連決議を順守し、半島の緊張を高める行動をやめるよう朝鮮側に強く促す。それと同時に、関連各国が慎重に行動し、同地域の平和と安定を共同で守るよう希望する。」

 

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