【新華社マニラ11月15日】中国国務院の李克強総理は現地時間の14日午前、宿泊先のマニラのホテルでトゥスク欧州理事会議長と会見した。
李克強総理は、「中国と欧州連合(EU)はいずれも世界の平和と安定を維持し、経済の発展と繁栄を促進する重要な力である。現在、中国とEUの各自の発展はともに新しい鍵となる時期に差し掛かっている。双方が引き続き互いに尊重し、平等に相対し、協力し共に進歩することを堅持し、中国-EU首脳会議のコンセンサスを上手く実行し、中国とEUの投資協定協議を推進し、人文などの分野での対話と交流を強化し、中国とEUの関係、及び協力の良好な発展の勢いを継続することを希望する」と述べた。
李克強総理は、「中国とEU双方は協力を深化させると同時に、より大きな知恵をもって以前から存在する問題を解決しなければならない。EUが『中国の世界貿易機関(WTO)加盟議定書』第15条の義務を全面的に履行し、貿易投資に関する法律制定がWTOのルールに合致することを確保し、貿易の自由化と投資の円滑化を支持することを希望する」と強調した。
李克強総理は、「中国-中東欧諸国協力は中国とEUの関係の全面的に均衡のとれた発展に役立ち、欧州一体化建設にも役立つ。この協力は開放と透明性の原則を堅持するだろう。EUが引き続き積極的に参与することを歓迎する」と指摘した。
欧州理事会のトゥスク議長は、「EUと中国の関係の中身は豊富で、協力は順調に進んでいる。EUは双方がすでに合意したコンセンサスを実行し、双方の経済貿易関係をさらに最適化し、人文交流を密接にし、地域と国際事務における協力を強化することを望んでいる。EUは中国-中東欧諸国協力が欧州一体化の進展に役立つことを期待する」と述べた。
双方はまた、共通の関心を寄せる国際的、また地域の問題について意見を交換した。
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