【新華社ワシントン11月13日】米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は11日、ベトナム・ダナンでアジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議に参加した際に会合し、双方は、政治的手段でシリアの内戦を解決することを強調した。
米国国務院は、双方による共同声明を発表した。共同声明は、シリアの内戦の軍事的な解決はありえず、国連安保理第2254号の決議に従って、ジュネーブ和平プロセスの枠内で「最終的な政治解決方案」を制定するべきだとした。両首脳は、シリアの各方面がジュネーブ和平協議に積極的に参加するよう呼びかけた。 双方はさらに、米国とロシアが過激派組織「イスラム国」(IS)掃討の面でも軍事協力を保ち、シリアで任務に当たるロシア軍と米国軍の安全を保障すると同時に、双方のそれぞれの軍事パートナー間で衝突が発生する可能性の低減を助けることで合意した。双方はこのほか、シリアの「緊張緩和地帯」実施の強化による効果に満足しているとした。
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