【新華社シンガポール11月3日】アジア太平洋経済協力(APEC)のアラン・ボラード事務局長はこのほどシンガポールで、APECはメカニズムの柔軟な組織であり、日増しに複雑になる貿易環境に対して調整・適応が可能だと述べた。
APEC第25回非公式首脳会議が、ベトナム中部のダナンでまもなく開催される。ボラード事務局長はこのほど、新華社記者のインタビューに応じた際、「APECに加盟する21の経済体の総人口は世界の半分にも満たないが、世界の半分を超える国内総生産(GDP)で貢献している。関連する機関内の法律の枠組みを遵守する組織と比べ、APECは自己の優位性を有しており、メンバー国・地域全員が特定の議題で一致に達しない場合には、開拓の精神を備えた経済体が皆のために先行して道を模索できる」と述べた。
同事務局長は、APECのメンバー国・地域は異なるレベルでそれぞれの長所を有しており、中国は多くの面で非凡な指導力を発揮していると見ている。2014年に北京で開催されたAPEC非公式首脳会議は、『APECコネクティビティの青写真』を採択した。このほか、中国は「中所得国の罠」の回避、内需拡大による経済成長の推進、グリーン経済の発展、供給側構造改革などの面でも優れた成果を達成している。同事務局長は同時に、中国の提唱する「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想が、アジア太平洋地域のコネクティビティをさらに推進するだろうと見込んでいる。
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