【新華社天津10月31日】天文予報によると、まもなく訪れる１１月には４大天体ショーがまもなく訪れる。このうち、「しし座流星群」は期待に値する。

　最初に登場するのが１１月８日の「パラスが衝」現象だ。中国天文学会会員、天津市天文学会理事の史志成氏は、パラスは小惑星２号とも呼ばれ、衡は小惑星を観測する滅多にないチャンスであると紹介した。衡の期間、太陽が沈むと、パラスはすぐに東の地平線から昇り始め、翌日の日の出と共に西に沈む。このため、一晩中観測することができる。

　エンケ彗星（２Ｐ／Ｅｎｃｋｅ）がもたらすおうし座北流星群は、１１月１２日にピークを迎える。史志成氏によると、流星群のピーク時の流星の数は数個ほどだが、そのまばゆい明るさのためによく知られている。火玉がきらめき過ぎていくことが度々あるため、やはり期待する価値はある。

　１１月に最も期待のできる天体現象として、しし座流星群は１１月１８日に華々しく登場する。

　「今年のしし座流星群のピークは１８日午前１時前後となる見通しで、中国東部地域の観測条件が良く、加えて月相は新月に近づくため、観測に影響しない」と史志成氏は説明した。

　２回のロマンチックな流星群を観賞した後、神秘的な水星が１１月２４日に今年最後となる東方最大離角を迎える。「最大離角前後の数日間が、理論上は水星観測の良い時機ではあるが、今回の最大離角は、水星の地平高度が高くないため、観測条件は普通である」と史志成氏は話している。