【新華社北京10月17日】 CCTVニュースクライアント端末の報道によると、過去5年、我が国は世界最大の「四縦四横」という高速鉄道網を基本的に建設し、現在は、中西部地区を全面的にカバーする「八縦八横」の高速鉄道網を建設している。中国の高速鉄道は先頭を走りながらますますそのスピードを上げ、エスカレートしている。
これは世界最速の鉄道システムで、北京から上海(1318キロメートル)を4時間半で結ぶ。同じ所要時間にドイツの高速鉄道が走行する距離は859キロメートルで、日本の新幹線もわずか990キロメートルと、南京までも届かない。
これは世界最長の鉄道網で、過去5年間に毎日9キロメートルのペースで伸び、現在では2万2000キロメートルに達している。その他の国の高速鉄道の総延長を足したものよりさらに長いのだ。
上海虹橋は、中国で最も忙しい駅だ。平均84秒に1本の高速鉄道が発車しており、中国で最も忙しい地下鉄のピーク時の発車間隔よりさらに19秒短い。
毎日朝8時、中国の版図では1700本以上の高速鉄道が行き交っている。
この5年間に延べ約50億人が高速鉄道を利用した。世界の3分の2の人が高速鉄道に1度乗車した計算になる。これらの乗客の高速鉄道切符をつなげると、地球11周分に相当する。
北京と天津間を往復する高速鉄道は毎日251本あり、平均10分に1本ある計算になる。5年前と比べると30%増加した。
2016年、毎週2都市間を1度以上往復する人数は4万5000人で、5年前より8倍以上増加した。多くの中国人にとって、高速鉄道での移動はすでに路線バスや地下鉄と同じほど便利になっているのである。
国境近くの小都市、琿春は、高速鉄道開通後初めての国慶節のゴールデンウィークを迎え、23万5000人がこの小都市を訪れた。これは同市人口の2倍にあたり、市全体で宿泊施設が不足し、同市が初めてうれしい悩みを味わった。
この5年間で、琿春のように新たに建設された高速鉄道の駅は全国で484カ所に上る。
国家鉄道局の調査研究報告によると、高速鉄道が開通している都市のGDP成長率は高速鉄道のない都市を72%も上回り、持続可能な発展の能力も55%上回っていることが分かった。血管と同じように、高速鉄道が伸びるところには経済の新鮮な血液がもたらされるのである。
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