新華網北京9月25日（記者/胡浩、施雨岑）中国共産党中央弁公庁、国務院弁公庁はこのほど、『教育体制メカニズムの改革深化に関する意見』を発表し、中国の教育体制メカニズム改革を深化させる指導的思想や基本原則、主要目標などを明確にした。意見は、国民を中心とすることを堅持し、教育の公平性、質の向上に着目し、国民が強く反応している目立った問題に対し、集中的な攻略、総合的な改革、重点的な突破を実現し、改革が益する分野を拡大し、国民の獲得感を強化することを提起した。
中国共産党第18回全国代表大会以降、国民がより多くの教育を受けられる機会を保障することは、終始中国の教育事業発展の最も重要な目標とされてきた。また、教育の公平さと質の向上も、中国の教育改革と発展推進の2つの重要な次元とされている。
専門家によると、教育体制メカニズムの改革深化は、様々な体制メカニズムの障害を排除し、教育の公平さを促進し、人材育成の質を向上させる根本的なエネルギーである。
教育における多くの弱点に対し、意見はそれぞれ具体的な要求を提出した。幼児教育の分野については、幼児教育のコミュニティ主体型で健全な発展を実現する体制メカニズムを革新することを提起した。複数の種類の形式の幼稚園設立を奨励し、入園が難しく入園費が高いという問題を効果的に解決することを強調した。
都市・農村部で義務教育発展の調和がとれていないという問題については、都市・農村部の学校建設基準、教師編制基準、義務教育学校の在校生平均公用経費基準額を統一し、義務教育学校の国家基本設備基準の確立を加速させることを要求した。定員超過クラスの解消計画を実施し、農村部と貧困地区の教育の弱点を着実に改善し、農村部の教育の質向上に力を入れる。学区外の学校選択の課題については、管理モデルを改善することを明確にし、学区化管理を試行し、集団化学校設立を模索し、委託管理、高レベル校による低レベル校の発展けん引、学校連盟、9年一貫制などの柔軟性があり多様化された学校設立形式を採用することを提起した。
教師たちは、中国のこの世界最大規模の教育体系を力強く支えている。意見は、教師の職業理想、職業道徳の教育を育成、研修、管理の全過程に組み込み、各級・各種教育をカバーする教師道徳建設制度体系を構築することを提起した。同時に、教師の待遇を着実に向上させることも要求した。小中学校教師の能力給制度を改善し、業績評価方法を改善し、能力給が教師の業務量と実際の業績を十分に体現するようにし、教師の平均賃金レベルが現地の公務員の平均賃金レベルと同等かそれ以上になるよう確保する。
（新華社より）
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