:
英国の監督がドキュメンタリー作品を制作 「タイタニック」号の中国人生還者のことを述べ
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-08-31 09:19:42 | 新華網 | 編集: 楊鵬展

  新華網ロンドン8月31日(記者/張代蕾)「タイタニック」号には6人の中国人生還者がいた?彼らはどのように逃れ、どこへ行ったのか?英国のアーサー・ジョーンズ監督が現在制作中のドキュメンタリー『The SIX』はこの知られていない歴史を描こうとしている。

  ジョーンズ監督は29日、記者に対し、約2年前に海洋歴史を研究する友人から、百年余り前に8人の中国人が「タイタニック」号に乗り、このうち6人があの沈没事故の難を逃れたことを知ったと語った。それまで、彼も他の大勢の人と同様、この巨大客船が氷山に衝突し沈没した事故の物語しか知らず、そこに中国人がいたかどうかなど聞いたことも考えたこともなかったという。

  ジョーンズ監督と彼の友人である米国の海洋歴史学者、Steven Schwankert氏は資料の調査、証拠収集に着手し、この歴史について明確に調べ、ドキュメンタリー作品を制作しようと考えた。

  ジョーンズ・チームが集めた資料によると、この8人の中国人はおそらく香港からやってきた船員たちで、中国と欧州の間を行き来する貨物船で働いていた。米国へ移民する希望を抱き、彼らは1912年4月に英国から、「絶対に沈まない」と称された「タイタニック」号に乗り込みニューヨークへと向かった。8人は、1枚約50ポンドの団体切符で船に乗り、三等客室に宿泊しながらボイラー工として働いた。氷山に衝突した後、彼らのうち5人は最後の救命ボートに乗り込む。もう一人は海に落ちた後、1枚の戸板につかまって漂流しているところを救助船に助けられ、奇跡的に生還した。

  ジョーンズ監督は現在、上海にあるスタジオで『The SIX』を制作している。来年放送予定のこのドキュメンタリー作品は、2つのストーリーを中心として展開し、そのうち1つは幸運な生還者がどのように助かり、その後どこへ行き、子どもたちがいるかといった体験をつづり、もう1つは彼らの子孫の感情を描いている。撮影チームはこのため米国、英国、カナダ、キューバなどの国へ赴き、生還者の子孫を探した。

  このドキュメンタリーの予告編はこのほどネット上で公開され、すでに再生回数は数千万回に達している。ジョーンズ監督の作業チームは数日前、「タイタニック」号の中国人生還者に関するさらに多くの手がかりや物語を探すため、「誰がこの6人だ」と題するサイトを公開した。

 

(新華社より)

 

推薦記事:

実写版映画「銀魂」、来月中国で公開 主要キャストのツッコミ炸裂

ドラマ「如懿伝」がクランクアップ スチール写真が公開

新華網日本語

英国の監督がドキュメンタリー作品を制作 「タイタニック」号の中国人生還者のことを述べ

新華網日本語 2017-08-31 09:19:42

  新華網ロンドン8月31日(記者/張代蕾)「タイタニック」号には6人の中国人生還者がいた?彼らはどのように逃れ、どこへ行ったのか?英国のアーサー・ジョーンズ監督が現在制作中のドキュメンタリー『The SIX』はこの知られていない歴史を描こうとしている。

  ジョーンズ監督は29日、記者に対し、約2年前に海洋歴史を研究する友人から、百年余り前に8人の中国人が「タイタニック」号に乗り、このうち6人があの沈没事故の難を逃れたことを知ったと語った。それまで、彼も他の大勢の人と同様、この巨大客船が氷山に衝突し沈没した事故の物語しか知らず、そこに中国人がいたかどうかなど聞いたことも考えたこともなかったという。

  ジョーンズ監督と彼の友人である米国の海洋歴史学者、Steven Schwankert氏は資料の調査、証拠収集に着手し、この歴史について明確に調べ、ドキュメンタリー作品を制作しようと考えた。

  ジョーンズ・チームが集めた資料によると、この8人の中国人はおそらく香港からやってきた船員たちで、中国と欧州の間を行き来する貨物船で働いていた。米国へ移民する希望を抱き、彼らは1912年4月に英国から、「絶対に沈まない」と称された「タイタニック」号に乗り込みニューヨークへと向かった。8人は、1枚約50ポンドの団体切符で船に乗り、三等客室に宿泊しながらボイラー工として働いた。氷山に衝突した後、彼らのうち5人は最後の救命ボートに乗り込む。もう一人は海に落ちた後、1枚の戸板につかまって漂流しているところを救助船に助けられ、奇跡的に生還した。

  ジョーンズ監督は現在、上海にあるスタジオで『The SIX』を制作している。来年放送予定のこのドキュメンタリー作品は、2つのストーリーを中心として展開し、そのうち1つは幸運な生還者がどのように助かり、その後どこへ行き、子どもたちがいるかといった体験をつづり、もう1つは彼らの子孫の感情を描いている。撮影チームはこのため米国、英国、カナダ、キューバなどの国へ赴き、生還者の子孫を探した。

  このドキュメンタリーの予告編はこのほどネット上で公開され、すでに再生回数は数千万回に達している。ジョーンズ監督の作業チームは数日前、「タイタニック」号の中国人生還者に関するさらに多くの手がかりや物語を探すため、「誰がこの6人だ」と題するサイトを公開した。

 

(新華社より)

 

推薦記事:

実写版映画「銀魂」、来月中国で公開 主要キャストのツッコミ炸裂

ドラマ「如懿伝」がクランクアップ スチール写真が公開

010020030360000000000000011100001365701461