新華網モスクワ8月30日(記者/張継業、廖氷清)BRICS首脳会談アモイ会議がまもなく開催され、BRICSメカニズムが2期目の「黄金の10年」を迎えるに際し、中国工商銀行(モスクワ)(略称:工銀モスクワ)も10歳の誕生日を迎えた。過去10年にわたって、工銀モスクワは中露両国がBRICSメカニズムにおける金融協力の絶えず深め、切磋琢磨して前進してきたことを証明している。
工銀モスクワの李文聡頭取はこのほど新華社記者のインタビューに応じた際、工銀モスクワは中国工商銀行がロシアで登記した全額出資子会社であり、10年間の発展を経て、ロシアで資産規模が最も大きく、資本力が最も豊かな中国資本金融機関となり、また中国人民銀行が指定するロシア人民元決済銀行でもあると述べた。
第1回BRICS首脳会議が2009年にロシアのエカチェリンブルグで開催されて以来、中国とロシアの経済貿易、エネルギー、インフラ、金融、航空宇宙、人文などの分野における協力は絶えず積極的な進展を成し遂げ、工銀モスクワも経営発展の黄金期を迎えた。
李頭取は、「『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の建設がユーラシア経済連合(EEU)と結合した後、工銀モスクワは国の呼びかけに積極的に対応し、ロシアのエネルギー、工業、インフラ建設などの分野の発展を力強く支え、信用貸付によるサポートはロシアのすべての基幹産業をカバーしている。これには、電気通信、航空宇宙、機械製造、鉄鋼、非鉄金属、電力エネルギーや化学工業などを含み、社会効果や経済効果に優れた重点事業を強力に支持してきた。」と述べた。
2016年9月、中国人民銀行とロシア連邦中央銀行は、工銀モスクワがロシアにおける人民元業務決済銀行を担当すると同時に発表した。今年3月には、ロシア人民元業務決済銀行が正式に始動し、中国とロシアの金融協力は新たな歴史の階段を登った。
「アモイ会議はBRICS諸国の協力の意向を結集させ、BRICS協力の新たな黄金時代をスタートさせると信じている。工銀モスクワはBRICS会議の追い風に乗り、『一帯一路』の建設においてチャンスをつかみ、地域及び業務の強みを積極的に発揮し、両国の経済金融協力発展のためにサービスしていく。」と、李頭取は述べた。
(新華社より)
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