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米国人が外国人向け淘宝の代理購入サイト 年60万点
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-08-19 11:29:04 | 人民網日本語版 | 編集: 郭丹

   

   ジェイさん、チャーリーさん、タイラーさんという3人の「米国人パートナー」がいる。彼らの成功物語は「外国人」(中国人でない人々)が通信販売サイトの淘宝(タオバオ)で買い物するのをサポートしたというシンプルなものだ。淘宝での買い物は中国人にとってごく当たり前のことだが、外国人からみれば「4大発明」に匹敵するものすごいことだ。一財網が伝えた。

   ナスの甘辛炒め、カリフラワーと豚バラ肉の炒め物、細切り肉入り焼きそば……上海の街角の湖南料理レストランで、3人は手慣れた様子で料理を注文していた。彼ら米国人パートナーの役割分担は明確で、ジェイさんとチャーリーさんが会社の方向性とチーム建設を担当し、タイラーさんは技術責任者としてインターネットからオフィスまで情報通信(IT)関連のすべての業務を取り仕切る。

   かつて複旦中学でマクロ経済学を教えていたチャーリーさんは、その頃の淘宝との関わりについて次のように話す。「以前は、中国の同僚や友人から淘宝のことを聞いてはいたが、(言葉の問題があって)実際に商品を買うには彼らに手伝ってもらうしかなく、申し訳ないと感じたので、ほとんど利用することはなかった。欲しいものがある時は、授業で話をすると、生徒たちがものの10分ほどで、欲しい商品を代わりに買ってくれた」。

   15年7月、こんなふうに買い物するしかなかったチャーリー先生は突然ひらめいた。「中国人はみんな淘宝が好きだ。多くの外国人も自分と同じく、言葉の問題であきらめているだけで、もしもサイトを立ち上げ、淘宝や天猫(Tmall)のすべての商品情報を英語に訳し、外国人にわかるようにできたなら、いいビジネスになる」。そこでチャーリーさんはタイラーさんとジェイさんを引き入れ、全身全霊を打ち込んでサイトの開発を進めた。サイトが開設されるまでの間に、3人はすっかり「手切り族」(ネット通販で過剰な衝動買いをしてしまう人々)になり、できあがったサイトの名前も「Baopals」(淘宝の仲間、の意味)になった。

   サイトが立ち上がったばかりの頃、外国人がBaopalsで注文を出すと、3人が注文の内容を細かくチェックし、英語の住所を中国語に訳し、Baopalsの淘宝アカウントを利用して淘宝に商品を注文していた。ジェイさんにとって意外だったのは、顧客の外国人たちはこうしたプロセスがあるからBaopalsを利用するわけではなく、Baopalsを信用するからこそ利用するということだった。

   メディアの偏見やさまざまな原因により、外国人は淘宝での注文をあまり信用していない。ジェイさんとチャーリーさんは、「実際に自分で淘宝を利用して初めて、これが完全な誤解だったことがわかる。自分たちがやろうとしているのは外国人の誤解を解くことだ。中国のネット通販は世界的にみてもトップレベルだ。注文すると次の日に荷物が届くなど、米国では考えられないことだ。アマゾンだってこんなことはできない」と話す。

   ジェイさんは、「外国人は他の外国人も淘宝の商品を買っているのを見れば、中国の製品を信用するようになる。淘宝のよいところは質の高さだけでなく、何でもそろっていて興味が尽きないところだ」と話す。そこでジェイさんはBaopalsに商品を紹介するコラムのコーナーを作り、毎週更新している。コーナーの名前は「CCC」(クール、チープ、クレイジー)で、更新回数は70回を数える。世界的に大ヒット中のハンドスピナーはよく登場する商品で、一人用サウナ、一人乗りドローンなどは外国人の反響が大きかった。

   現在、Baopalsの登録ユーザーは2万人に迫り、累計受注件数は10万件を超え、ユーザーが購入した商品は60万点に上る。チャーリーさんとパートナーたちは、起業家の集まるアパートを出て、オフィスビルに拠点を移した。淘宝は外国人にも魔力を発揮し、Baopalsのサイトを訪問したユーザーは平均14.9ページを閲覧し、平均滞在時間は10分44秒に上る。女性用衣料品、インテリア商品、電子製品が外国人の最も多く購入する品目だ。ジェイさんは以前、外国人の商品の検索頻度について自分で統計を取ってみた。すると驚いたことに、最も検索されていたのは自転車で、小米、iPhone(アイフォーン)、「ゲーム オブ スローンズ」(テレビドラマ)、プレイステーション4(PS4)が後に続き、ハロウィーンの面白い衣装やセクシーなコスチュームも上位に名前が上がった。

   今年7月初め、ジェイさん、チャーリーさん、Baopalsのコンテンツ責任者のジンジャーさんは新興ネット企業サミットに参加し、質問のチャンスも得た。Baopalsのチームは淘宝の機能について、生中継もショートビデオも達人アカウントも何でも知り尽くしており、次回の更新時には淘宝と「微信」(WeChat)が融合した微淘の理念を参考にして、外国人消費者の好みに合ったショッピングソーシャルプラットフォームを打ち出し、消費者の真の相互連動を実現させたいとしている。

   チャーリーさんの米国の友人たちはよく、「どうして中国に5年もいられるのか」とたずねるが、チャーリーさんは答えの代わりに、「実際に西の方角に行ってみれば、チャンスはやはり中国にあることを実感する」と話す。

   

 (人民網日本語版)

 

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ロシアの外国人留学生 中国が3位

 

新華網日本語

米国人が外国人向け淘宝の代理購入サイト 年60万点

新華網日本語 2017-08-19 11:29:04

   

   ジェイさん、チャーリーさん、タイラーさんという3人の「米国人パートナー」がいる。彼らの成功物語は「外国人」(中国人でない人々)が通信販売サイトの淘宝(タオバオ)で買い物するのをサポートしたというシンプルなものだ。淘宝での買い物は中国人にとってごく当たり前のことだが、外国人からみれば「4大発明」に匹敵するものすごいことだ。一財網が伝えた。

   ナスの甘辛炒め、カリフラワーと豚バラ肉の炒め物、細切り肉入り焼きそば……上海の街角の湖南料理レストランで、3人は手慣れた様子で料理を注文していた。彼ら米国人パートナーの役割分担は明確で、ジェイさんとチャーリーさんが会社の方向性とチーム建設を担当し、タイラーさんは技術責任者としてインターネットからオフィスまで情報通信(IT)関連のすべての業務を取り仕切る。

   かつて複旦中学でマクロ経済学を教えていたチャーリーさんは、その頃の淘宝との関わりについて次のように話す。「以前は、中国の同僚や友人から淘宝のことを聞いてはいたが、(言葉の問題があって)実際に商品を買うには彼らに手伝ってもらうしかなく、申し訳ないと感じたので、ほとんど利用することはなかった。欲しいものがある時は、授業で話をすると、生徒たちがものの10分ほどで、欲しい商品を代わりに買ってくれた」。

   15年7月、こんなふうに買い物するしかなかったチャーリー先生は突然ひらめいた。「中国人はみんな淘宝が好きだ。多くの外国人も自分と同じく、言葉の問題であきらめているだけで、もしもサイトを立ち上げ、淘宝や天猫(Tmall)のすべての商品情報を英語に訳し、外国人にわかるようにできたなら、いいビジネスになる」。そこでチャーリーさんはタイラーさんとジェイさんを引き入れ、全身全霊を打ち込んでサイトの開発を進めた。サイトが開設されるまでの間に、3人はすっかり「手切り族」(ネット通販で過剰な衝動買いをしてしまう人々)になり、できあがったサイトの名前も「Baopals」(淘宝の仲間、の意味)になった。

   サイトが立ち上がったばかりの頃、外国人がBaopalsで注文を出すと、3人が注文の内容を細かくチェックし、英語の住所を中国語に訳し、Baopalsの淘宝アカウントを利用して淘宝に商品を注文していた。ジェイさんにとって意外だったのは、顧客の外国人たちはこうしたプロセスがあるからBaopalsを利用するわけではなく、Baopalsを信用するからこそ利用するということだった。

   メディアの偏見やさまざまな原因により、外国人は淘宝での注文をあまり信用していない。ジェイさんとチャーリーさんは、「実際に自分で淘宝を利用して初めて、これが完全な誤解だったことがわかる。自分たちがやろうとしているのは外国人の誤解を解くことだ。中国のネット通販は世界的にみてもトップレベルだ。注文すると次の日に荷物が届くなど、米国では考えられないことだ。アマゾンだってこんなことはできない」と話す。

   ジェイさんは、「外国人は他の外国人も淘宝の商品を買っているのを見れば、中国の製品を信用するようになる。淘宝のよいところは質の高さだけでなく、何でもそろっていて興味が尽きないところだ」と話す。そこでジェイさんはBaopalsに商品を紹介するコラムのコーナーを作り、毎週更新している。コーナーの名前は「CCC」(クール、チープ、クレイジー)で、更新回数は70回を数える。世界的に大ヒット中のハンドスピナーはよく登場する商品で、一人用サウナ、一人乗りドローンなどは外国人の反響が大きかった。

   現在、Baopalsの登録ユーザーは2万人に迫り、累計受注件数は10万件を超え、ユーザーが購入した商品は60万点に上る。チャーリーさんとパートナーたちは、起業家の集まるアパートを出て、オフィスビルに拠点を移した。淘宝は外国人にも魔力を発揮し、Baopalsのサイトを訪問したユーザーは平均14.9ページを閲覧し、平均滞在時間は10分44秒に上る。女性用衣料品、インテリア商品、電子製品が外国人の最も多く購入する品目だ。ジェイさんは以前、外国人の商品の検索頻度について自分で統計を取ってみた。すると驚いたことに、最も検索されていたのは自転車で、小米、iPhone(アイフォーン)、「ゲーム オブ スローンズ」(テレビドラマ)、プレイステーション4(PS4)が後に続き、ハロウィーンの面白い衣装やセクシーなコスチュームも上位に名前が上がった。

   今年7月初め、ジェイさん、チャーリーさん、Baopalsのコンテンツ責任者のジンジャーさんは新興ネット企業サミットに参加し、質問のチャンスも得た。Baopalsのチームは淘宝の機能について、生中継もショートビデオも達人アカウントも何でも知り尽くしており、次回の更新時には淘宝と「微信」(WeChat)が融合した微淘の理念を参考にして、外国人消費者の好みに合ったショッピングソーシャルプラットフォームを打ち出し、消費者の真の相互連動を実現させたいとしている。

   チャーリーさんの米国の友人たちはよく、「どうして中国に5年もいられるのか」とたずねるが、チャーリーさんは答えの代わりに、「実際に西の方角に行ってみれば、チャンスはやはり中国にあることを実感する」と話す。

   

 (人民網日本語版)

 

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