(長城地下高速鉄道の予定図)
(建設中の京張高速鉄道八達嶺長城駅)
世界文化遺産 八達嶺長城中心エリアと旧京張鉄道の地下では、世界を震撼させるプロジェクトが推進されている。地下102メートルで、京張高速鉄道長城駅が北京と張家口を結ぶ。2022年北京冬季五輪の重要交通施設であり、京包蘭快速旅客輸送ルートの重要な構成部分であり、西北と華北を結ぶ。
記者はこのほど施工現場を訪れ、この特別な地下高速鉄道の秘密に迫った。
中鉄設計諮訊集団京張高速鉄道八達嶺長城駅チーフデザイナーの呂剛氏:駅建設先については、延慶、冬季五輪、八達嶺長城観光エリアのサポート、青龍橋駅及び八達嶺長城の保護など多方面の需要を考慮した。これほど深くに建設するのは、中国近代工業の象徴である青龍橋駅の人字型線路を保護するためだ。
京張プロジェクトチーフエンジニアの羅都顥氏は「長城駅のトンネルは大スパン設計を採用する。専門家は研究により、『品字形』施工法を打ち出した。安全かつスムーズに施工でき、また大型機械の展開にも都合が良い」と説明した。
電子雷管精密モジュールを用い、穴ごとに起爆させることで、振動速度を安全範囲内に制御し、文化財を保護し施工の質を保証する。2016年3月の着工より、ここでは4500回以上も爆破が行われている。
3年内に地下102メートルの大型高速鉄道駅を完成させるため、困難な作業が急ピッチで進められている。施工業者はBIM技術、人 車両測位システム、スマート交通指揮システムなどを活用し、作業 管理効率を高めた。
中鉄五局京張プロジェクト部党工作委員会書記の賈友文氏は「建設工事の進捗は全体の4割ほどで、2019年末までの開通を目指す」と述べた。
(写真/新華社 文字/チャイナネット)
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