中国共産党中央宣伝部は12日、北京で「記者の心に映る塞罕壩」をテーマとした「河北塞罕壩エコ文明建設モデル取材活動」に関する交流会を行いました。交流会では、河北省の塞罕壩営林場へ赴いた記者たちが取材で得た収穫と感想、感動したエピソードなどを分かち合い、エコ文明建設の美しい未来について話し合いました。
河北省の最北端に位置する塞罕壩営林場はかつて、生態環境の基礎が弱い土地でした。しかし現地の人々は3世代にわたり、55年の月日をかけて辛抱強く奮闘し、砂漠を人工林に変えたのです。この、エコ文明建設の代表的なモデルとなった塞罕壩の経験を全国に広めるため、中央宣伝部は7月中旬に19社の中央メディアと地方メディアの80人余りの記者と共に現地を訪れました。取材の様子は、人民日報、新華社、CCTVなどのメディアで報道されました。
今回の交流会で、人民日報、新華社、『求是』雑誌社の記者たちは、「取材を通して、習近平総書記が語る『環境問題は国民生活の問題にほかならず、緑の山を守るのは美しさを守ることで、青空を守るのは幸せを守ることでもある』という言葉への理解がより深まった」と話しました。
中国国際放送局(CRI)と中国新聞社の記者は、「環境改善に中国が力を入れていることを、塞罕壩の実例が証明している。メディアに携わる者として、中国のエコ文明建設の理念と経験を世界に発信する責任がある」と語りました。
中央宣伝部の副部長で、国務院新聞弁公室の蒋建国主任は、「今回の取材は、人民を中心とした発展思想、物語からみえる精神、成果から得た啓発という観点を貫いている。多くの幹部と人民が『澄んだ水と青い山こそが金山であり銀山である』という理念や、『生態が興れば文明が興る』という理念をよりよく理解するために有効なものだ」と述べました。
(中国国際放送局)
関連記事: