お父さんのジャイアントパンダ「圓仔」
新華網パリ8月10日(新華社記者/張曼)在フランスの中国ジャイアントパンダ 「歓歓(ホワンホワン)」がこのほど、フランスで初めてのパンダの赤ちゃん「ミニ圓仔(ユアンザイ)」を産んで注目を集めている。フランスメディアは競ってこのニュースを報道し、人々は興奮につつまれた。「ミニ圓仔」が再び「パンダフィーバー」を起こしている。
「歓歓」はフランス中部のサンテニャンシュルシェール市ボーバル野生動物園で暮らしている。4日にオスの双子を産み、一頭は出産後間もなく死んでしまったが、生き残った赤ちゃんは健康そのもので、体重は142グラムだ。赤ちゃんの正式名はまだないが、お父さんのジャイアントパンダ「圓仔」にちなみ、動物園は「ミニ圓仔」と呼ぶことにした。
「歓歓」と「圓仔」はフランスで唯一のジャイアントパンダのつがいで、以前からメディアと人々の注目を集めており、「歓歓」の出産も大きなニュースになった。動物園の推定では、4日だけで約2600万のネットユーザーがSNSを通して「歓歓」の出産に注目し、動物園のホームページの閲覧数は通常1万-4万回なのに対し、当日は20万回に達した。
フランスのブリジット大統領夫人は5日、動物園に電報を送り、「歓歓」の出産に祝賀の意を表し、SNSを通して「ミニ圓仔」の誕生の全過程を見守っていたと述べた。同夫人は「歓歓」と「圓仔」を見に何度も動物園を訪れており、「ミニ圓仔」の名付け親になることを望んでいる。
ボーバル野生動物園のロドルフ・ドロー園長にとって、フランス本土で初めてのパンダの赤ちゃん誕生は重要な意義を持ち、ジャイアントパンダを保護する人々の意識を高め、動物の多様化を促進するものとなった。同園長は、「歓歓」と「圓仔」がボーバル野生動物園に来たことは中仏友好の象徴であり、中国の善意と友好を代表するものだとし、「中国の友好のおかげで、毎年100万人以上の観光客がフランスでかわいいジャイアントパンダを見ることができる」と述べた。
(新華社より)
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