新華網マニラ8月9日(記者/董成文 袁夢晨)フィリピンのカエタノ外相は8日、南中国海の平和と安定は最重要であり、フィリピンは南中国海で再び争いが起きることを望まないと述べた。日米豪の3カ国がこのほど、南中国海問題について声明を発表したことについて、同外相は南中国海域外の国に対し、フィリピンは独立した主権国家であり、その他の国からどうするべきか言われる必要はないと警告した。
今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)輪番議長国として、フィリピンは8月2日から、複数のASEAN関連会議を開催した。同外相は、ASEAN外相一連会議をまとめる時、南中国海の平和と安定は最重要であり、各国には南中国海の主権の問題について論争があるが、論争によって国家間の良好な関係に影響が及んではならないと述べた。中国とASEAN諸国は現在、前向きな道を進んでいる。
同外相は、日米豪の3カ国が一連の会議期間中に声明を発表し、再び南中国海に関する仲裁裁判を起こすようフィリピンに促したことについて、「我々はその他の国の立場を尊重するが、フィリピンは主権独立国家であり、我々がどうするべきかを指図できる者は誰もいない。フィリピンはどうすれば国の利益にとって良いかを自分で決めるのだ」と話した。
ASEAN外相会議、ASEANと中日韓(10+3)外相会議、東アジアサミット外相会議、東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)などの一連の会議は、8月2日から8日までマニラで開催された。
(新華社より)
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