インターネットやECが急速に発展し、メイド・イン・チャイナの海外進出の手段もグレードアップしている。
中国の消費者がネット通販セールの「双11」や「双12」で各種の商品を買いあさっている時、外国人もECを通して中国の商品を購入している。TCLは米国のAmazonで最も売れるテレビブランドである。ネット通販に後押しされ店舗販売も好調になり、TCLはコストコ、サムズ クラブ、ターゲット、ベスト・バイなどと提携し、テレビを北米の1万店舗で販売し、TCLブランドのテレビは北米の消費者に認められている。
また、ハイアールはドイツで「白の巨人」と言われ、傘下のハイエンド家電商品はドイツの消費者に人気がある。華為(ファーウェイ)は欧州のEC混戦の中で重囲を突き破り、スペインなど5カ国で市場シェアが20%を超える。
海外市場での優れた業績により、中国ブランドは海外に根を張っている。2016年、TCLの主要業務の海外における営業収入は全体の45.7%を占め、3年連続で100億元を突破し、真の意味でのグローバル企業になった。国境を超えたインターネット貿易は商品のグレードアップ 世代交代を促し、ECサイトにより世界中が本当の意味でのメイド イン チャイナを知ることができるようになった。このような「海外進出」のスタイルは中国の国産ブランドの知名度を高めるだけでなく、メイド イン チャイナのグレードアップ、特に技術イノベーションを加速させる。
海外である程度のシェアを築いた中国ブランドだが、まだ現状に満足していない。中国企業は海外買収を通して実力を上げ、統合後に海外に再び進出し、海外の消費者と直接交流している。これは手っ取り早い方法ではないが、安定している。TCLはアルカテル ルーセントの携帯電話事業とトムソンのテレビ事業を立て続けに買収した後に技術のグレードアップと市場の変化に直面し、統合は難航したが、巻き返しを図った。
TCLのような大手ブランドや企業だけでなく、中小企業や零細企業も越境EC貿易に参入している。これは越境EC、決済、物流ネットワークの構築 整備と密接に関わっており、EC市場はメイド イン チャイナの新たな海外進出手段になっている。中国のECサイトの「世界中が売り、世界中が買う」という行為は現実になった。これは企業の海外戦略の重点であり、メイド イン チャイナの海外進出に新たなチャンスをもたらしている。
(チャイナネット)
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