9日、陝西省宝鶏市と甘粛省蘭州市を結ぶ宝蘭高速鉄道が開通した。中国高速鉄道の東西の「最後の1キロ」をつなぎ、徐蘭高速鉄道西安 宝鶏間、蘭新高速鉄道とリンクする宝蘭高速鉄道の開通により、中国北西部は全国高速鉄道網に全面的に加わった。
同鉄道は庶民の外出をより便利にする。開通後、蘭州市と北京 上海 広州間に9~11時間の「交通圏」が形成され、上海で朝に小籠包を食べ、昼に西安で羊肉泡饝を食べ、夜に蘭州牛肉面を食べることも可能になる。
9日に開通した宝蘭高速鉄道は2012年末に着工し、16年3月に区間連動テストを開始した。
全長401キロで、陝西省宝鶏市を出発し、甘粛省の天水市、秦安県、通渭県、定西市を経由して蘭州市に着く。宝鶏南、天水南、秦安、通渭、定西北、蘭州西など8つの駅に停車。時速は250キロ。
同高速鉄道は国家中長期鉄道網計画「8縦8横」高速鉄道メイン道の陸橋ルートの重要な一部で、北西部と中 東部をつなぐ主な旅客輸送線である。宝蘭高速鉄道、徐蘭高速鉄道西安 宝鶏間、蘭新高速鉄道がリンクすることで、中国北西部は全国高速鉄道網に全面的に加わった。
同鉄道は中国高速鉄道の東西の「最後の1キロ」をつなぎ、甘粛 青海 新疆の3つの省と自治区は「4縦4横」の全国道路網に加わり、中東部の連結を実現した。
同鉄道は庶民の外出をより便利にする。
交通の便利さの面を見ると、宝蘭高速鉄道の開通前は宝鶏市から蘭州まで最速で5時間28分かかり、遅い列車だと8時間11分、そのほかの列車でも7時間前後かかっていた。開通後はわずか2時間に短縮される。
蘭州西から西安北までの時間は約3時間、蘭州西から西寧までは約1時間になり、3つの省の「都市一体化」を実現。
そのほか、西安北 嘉峪関南までの所要時間は約8時間で、毎日7時から22時まで30分に1本の間隔で出ている。朝に古都の西安を観光し、午後に嘉峪関市で砂漠を眺めることも可能である。
より広い範囲で言えば、同鉄道の開通により、蘭州市と北京 上海 広州間に9~11時間の「交通圏」が形成される。上海で朝に小籠包を食べ、昼に西安で羊肉泡饝を食べ、夜に蘭州牛肉面を食べることも可能になる。
宝蘭高速鉄道の開通前、7月6日16時から各列車の乗車券の販売が開始した。
(チャイナネット)
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