新華網北京6月21日 最近、国家発展改革委員会と国家海洋局が『「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構築の海上協力に関する構想』(以下は『構想』と略称)を共同で発表した。これは、2015年3月28日に『シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの共同構築推進に関するビジョンと行動』が発表されて以来、中国政府が「一帯一路」構築の海上協力推進について初めて提起した中国の方案で、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに参加した指導者による成果の一つでもある。
『構想』は次のような3本のブルー経済ルートを重点的に建設するよう提起している。第1に、中国沿海の経済ベルトを支えとして、中国―インドシナ半島経済回廊を連結し、南中国海を経て西に向かってインド洋に入り、中国・パキスタンとバングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊を繋ぎ、中国-インド洋-アフリカ-地中海ブルー経済ルートを共同建設する。第2に、南中国海を経て南へ向かって太平洋に入り、中国-オセアニア-南太平洋ブルー経済ルートを共同建設する。第3に、北極海を経て欧州を繋ぐブルー経済ルートの共同建設を積極的に推進する。
中国政府は21世紀海上シルクロードの沿線国に向けて次のような提案を発している。ブルースペース(Blue space)の共有とブルー経済の発展を主軸に、海洋生態環境の保護、海上での互恵・相互接続の実現、海洋経済の発展の促進、海上の安全維持、海洋科学研究の深化、文化交流の展開、海洋ガバナンスへの共同参与などを重点として、グリーン発展の道を共に歩み、海を拠り所とする繁栄の道を共に創り出し、安全保障の道を共に築き、知恵と革新の道を共に建設して、協力・ガバナンスの道を共に図ることで、 人と海の調和のとれた共同発展を実現させる。
(新華社より)
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