新華網北京6月19日（新華社記者/于佳欣)今年は7回目の「618」を迎える。当初はネット通販の京東だけの年間大型販促キャンペーンに過ぎなかったが、現在はますます多くのEコマースとネットショップが加わり「大売り出しセール」になっている。規模は「シングルデー」と比べものにならないが、「618」は消費を引っ張る重要な窓口になっている。今年のビッグデータからどんな情報を読み取ることができるだろうか。
消費がアップグレード、「ネット依存症族」から「品質重視族」へ売り手側の販促セールは消費者の購買欲を刺激する。価格は依然として「ネット依存症族」が考慮する重要な要素だが、品質もますます求められている。多数のネットショップの販売データから、電化製品、服飾、乳幼児製品などが売れ筋商品とわかった。京東の全国売れ筋商品の取引額ランキングのトップ５は、それぞれ携帯電話、空調、タブレットパソコン、ノートパソコン、乳幼児用粉ミルクだった。第三者データ分析機関のアイリサーチ(iResearch)が公表したデータによると、「618」期間は、消費者の購入ニーズが高まると同時に、消費観念に理性がはたらき、品質は消費者が最も関心を寄せる要素で、価格はその次になっている。 ハイテクが支える、「短時間到着」が徐々に日常化年間大型販促キャンペーンの配送状況が消費者に与える印象は大きいが、その背後に企業による大量の新技術の投入と運用及び物流会社との緊密な連携がある。業界関係者は次のように説明した。スマート技術は物流の発展にとって、決定的な動向になっている。スマート、開放型の物流は送達効率を高めるだけでなく、サービス体験を改善し、物流ネットワークは配送が困難なより多くの地区まで行き届くようになった。これらのすべての要因によって、「短時間到着」と「当日到着」は大型販促キャンペーンでますます日常化されるようになった。
「面白い」、「ワクワクする」傾向、真心サービスが王道「面白い」、「ワクワクする」は、年間大型販促キャンペーンのキーワードになっている。6月17日夜、蘇寧易購が放映した双方向イベント「銭多多多之夜」のユーザー数は延べ2,800万人を超えた。京東は技術+小売り、ブランド+小売り、IP+小売り、金融+小売り、マルチ端末+小売りから着手し、新しいセールス方法を考案してきた。また、国美電器は全国初の専用VRシアターを設置し、将来的にVRシアターを100軒に拡大すると表明している。「小売りの消費者時代がまさに到来しつつある。」京東の最高マーケティング責任者、徐雷氏は次のように指摘する。従来の小売りは終始、低価格と手軽さを重視してきたが、小売りは将来的に消費改革と技術の進歩という二重の作用のもとで、消費の機会が単一チャネルに限定されることなく、至る所に存在するオンラインとオフラインの空間まで延伸していく。
（新華社より）
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