科学技術の発展促進のための戦略的先導プロジェクトを実施する中国科学院は8日、第2四半期の成果を発表し、新世代の情報技術研究開発において目覚ましい成果を多数収めたことを明らかにしました。同プロジェクトは国家の戦略的需要に応じるもので、科学技術開発の面で世界の先端を行くための優位性につながります。
中国科学院は2011年から38項目の先導プロジェクトを実施しています。うち13項目は、戦略的技術や公共の利益に関わる重要なコア技術の開発で、技術革新と新興産業の発展を促進し、中国経済および社会の持続可能な発展につながる「A類先導プロジェクト」です。この「A類先導プロジェクト」には情報技術、核分裂、幹細胞、再生医療などの研究開発が含まれます。
中国科学院重要課題局の王越超局長は、「先導プロジェクトが実施されて以来、国内外の大きな注目を浴びるオリジナルの研究開発成果を収めてきた。例えば、暗黒物質粒子探査衛星『悟空』と量子科学実験衛星『墨子』の打ち上げ、幹細胞と再生医療の研究における人工細胞の生成などが挙げられる」と述べ、「先導プロジェクトは、国の長期的発展に関わる重要な科学技術の開発を促すもので、未来に目を向ける重要な戦略的活動だ」と強調しました。
(中国国際放送局)
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