東アフリカ鉄道ネットワークを構築
アフリカ大陸で一体化建設を精力的に推進するブームが巻き起こる中で、東アフリカは相互連結型の越境交通ネットワーク形成に向けたパイオニアなりつつある。
モンバサを起点に、ケニア、ウガンダ、ルワンダなどの東アフリカ諸国は積載力が強く、低コストで、高効果で、東アフリカ各国に通じる標準軌の輸送システムを構築するために尽力している。これと同時に、ケニア、エチオピア、南スーダンなどの東アフリカ諸国は、ケニアのラム港を起点に、標準軌鉄道、高速道路、石油パイプライン、空港を一体化した立体型輸送ネットワークを建設する方針を示している。
東アフリカ地域を除く、西アフリカ大国、ナイジェリアも同様に鉄道の発展に対するニーズが高く、且つ中国から資金援助を得ることを希望している。中国企業が請け負う当該国のアカ鉄道は昨年7月に運営を開始し、同プロジェクトは中国・ナイジェリア両国が署名したナイジェリア鉄道の現代化プロジェクトの第1標準区間で、今後にかけてさらに延伸し、より多くの地域に放射状に広げていく。
「一帯一路」はアフリカを潤す
中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所の賀文萍研究員は次のように述べた。アフリカ諸国間の貿易量が少ないという現状の一つの重要な原因として、アフリカ諸国の相互連結のインフラが不十分であることが挙げられる。これはアフリカ諸国が国際投資を誘致する障害になる。このため、インフラの相互連結は貿易の活性化、資金調達、民心の融合のための先行条件になる。 賀文萍研究員は「一帯一路」の核心的内容は、インフラ建設と相互連結を促進することであり、それは「一帯一路」沿線国だけが対象ではなく、アフリカ全体も積極的に参加していると指摘する。
劉显法駐ケニア中国大使は次のような見解を示した。モンバサ・ナイロビ鉄道の完成後、中国とケニアが協力して建設したナイロビ-マラバ鉄道、ラム港などの交通インフラ施設プロジェクトは急ピッチで進んでいる。これにより、「一帯一路」構想はアフリカ中部まで広がり、アフリカの発展に向けた事業と現代化のプロセスを促進し、中国とアフリカの人民に幸福をもたらすだろう。
(新華社より)
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