世界各地の平和レベルがシリア戦争の勃発以降初めてやや改善された。イギリスのBBCは1日、オーストラリアのシンクタンク「経済平和研究所」が同日発表した世界平和度指数をもとに、世界はこの1年で平和になったと伝えた。主に国が支持する酷刑や法外処刑などの暴力行為の減少、殺人率の低下などが改善につながったという。そのほか、米国とイギリスのアフガニスタン駐留継続の効果も現れた。
2016年、南米地区の平和状況は大幅に改善された。しかし、その北の米国では社会的公平性の低下、民衆の腐敗認識度の上昇、社会におけるムスリム及びその他の少数民族の受け入れ度の低さ、トランプ氏登板による政治の両極化が平和レベルの低下を招いた。米国は昨年の103位から114位に11ランク落ち、順位低下が最も大きい国となった。
経済平和研究所は10年連続で世界平和度指数を発表している。同指数は衝突、内戦、犯罪、人権、経済の安定性など23項目の指標から決められている。161の国 地域の中で最も平和な国はアイスランド。アイスランドは2008年から首位をキープしている。シリアは戦乱が何年も続いていることから、5年連続で平和度指数が最も低い国となった。
(チャイナネット)
推薦記事: