2017年北京国際サービス貿易取引会が28日に開幕した。この会で明らかになったところによると、2016年の中国のサービス貿易額は6575億ドル(1ドルは約111.4円)に上り、世界2位だった。中国のサービス産業とサービス貿易の開放発展は、グローバル貿易やグローバル経済の成長に対する重要な寄与を行っているという。
商務部(商務省)の責任者がこの会で明らかにしたところによると、「中国政府はサービス産業とサービス貿易の両分野の開放、改革、革新を非常に重視し、また積極的に推進しており、めざましい成果を上げてきた。地域の開放をめぐっては、上海市など11ヶ所に自由貿易試験区を設立し、天津市など15地域でサービス貿易革新発展のテスト事業を展開し、北京市でサービス産業の開放拡大総合テスト事業を展開する。産業の開放をめぐっては、銀行、証券、先物、保険などの分野で外資参入制限を緩和し、会計監査、建築設計、格付けサービスなどの分野で外資参入制限を撤廃し、電気通信、インターネット、文化、教育、交通輸送などの分野で段階的開放を推進することを提起した。こうした一連の重大措置は、中国のサービス産業とサービス貿易の急速な発展を推進した。16年の中国サービス産業の実行ベース外資導入額は885億6千万ドルに上った。中国の対外直接投資は1832億ドルで前年比43.6%増加し、このうちサービス産業への投資が占める割合が70%を超えた」という。
中国の内需が拡大とバージョンアップを続けていることが世界のサービス貿易に新しい広大な市場を提供したといえる。「一帯一路(the belt and road)」イニシアティブが提起されて以来、中国が沿線国家のサービス産業に対して行った投資は300億ドルを超え、各国に経済発展をもたらし、大量の雇用を生み出した。今後5年間で、中国は世界から2兆2千億ドルのサービスを輸入することが予想される。
(人民網日本語版)
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