国家観光局が28日に発表した2017年の端午節(端午の節句、今年は5月30日)の三連休の観光市場情報によると、連休初日の28日は全国の大部分の地域が天候に恵まれ、外出日和となり、各地の観光商品は十分な供給が行われ、観光関連の公共サービスも十分に保障されたため、全国の観光市場は安定した運営状況をみせたという。国家観光局データセンターの総合的な予測では、28日に全国で受け入れた観光客数はのべ3050万人に上り、観光収入は122億元(約1981億円)に上るという。
端午節の連休初日、各地では古代の詩人・屈原をしのぶイベント、ドラゴンボートレース、ちまきを味わうイベントなどさまざまな伝統的文化イベントが行われ、民俗ツアー、古い町並みをめぐるツアー、お参りツアーなど「観光と民俗」をテーマにした観光商品が特に好調だった。6月1日の国際児童デーが近づいたこともあり、多くの家族が親子旅行を選び、「親子と民俗」が融合した商品が観光市場の目玉となった。
大衆が旅行を楽しむ時代が訪れ、従来型の観光旅行からレジャー旅行への移り変わりがみられ、健康やレジャーのための外出という概念が人々の心に根付きつつある。多くの観光客が端午節連休の時期を選んでサイクリング旅行に出かけるようになり、市街地エリアに隣接した観光エリアでは、自転車に乗った観光客たちが大いに歓迎されていた。
(人民網日本語版)
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