新華網バンコク5月10日(記者楊舟)タイのソムキット・チャトゥシーピタック(Somkid Jatusripitak)副首相は先日、当面の状況のもと、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想は各国が協力を探し求める「新たな希望」になり始めており、タイの発展も「一帯一路」と連結するべきだと述べた。
ソムキット副首相は8日、バンコクで行われた「タイ―香港―上海、『一帯一路』下における戦略的パートナー」シンポジウムで基調講演を行った際、「この時代、世界が直面する不確実性が増加し、自由貿易が挑戦を受けていることから、『一帯一路』構想はすでに各国が協力を探し求める新たな希望となっている。タイは『一帯一路』という新たな希望を大いに歓迎し、政府から民衆までがきっと『一帯一路』を支持し、注目していくでしょう。」と語った。
ソムキット副首相は「一帯一路」構想がもたらす役割を高く賞賛していた。ソムキット副首相は、「私たちは『一帯一路』が一部の国だけに利益を受けさせるのではなく、世界に利益を受けさせ、各当事者がいずれも一体化の中から利益を受けるものとみなしています。」と述べている。またソムキット副首相は、次のように表明した。「一帯一路」構想が提起されてから、中国は「一帯一路」の関連諸国を引き入れ始め、インフラ整備、貿易、人文的交流などの面の相互接続を強化してきた。「一帯一路」が提出された日から今まで、わずか数年の間に、我々は関連の各国間の投資、貿易、観光客数が急速な成長を遂げたのを見届けてきたので、今後もこの傾向が続くと私は信じている。
ソムキット副首相は講演で、タイの発展戦略を「一帯一路」と連結させたいという強い望みを表現していた。
ソムキット副首相は、タイ政府はタイの制造業とサービス業、特に中小企業にデジタル化、情報化の時代を迎えさせ、同時に「東部経済回廊(EEC)」をタイ、ひいてはタイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ベトナムの5カ国の貿易、投資、物流交通センターに作り上げる決心を固めたと述べている。
同時に、ソムキット副首相は「東部経済回廊」と「一帯一路」構想との連結を実現させたいと望んでおり、これには関連各国、特に鉄道、港などの中国のインフラ整備との連結が含まれ、またネットワークとの連結も含まれている。ソムキット副首相は関連の中国企業がタイのこの目標の実現を手助けできることを望んでいる。
(新華社より)
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