欧州連合(EU)本部を訪問中の中国政府の解暁岩シリア問題特使は現地時間の25日、記者のインタビューに答え、「シリア問題は中国とEUおよび国際社会が共に関心を寄せる問題である。中国とEUの協調と話し合いは、シリア問題の政治的解決の勢いを維持していく上で非常に重要だ」と指摘しました。
解特使はその際「ここ数年、中国とEUの関係は順調で急速な発展を遂げてきた。双方は世界平和と安定の維持に共通した利益と使命を負っている。シリア問題をめぐって、双方は協調と話し合いを保ち、シリア交渉にかかわる各側の対話の継続を確保し、さらに措置を講じ対話の進展を促していくべきだ」と強調しました。
解特使はまた、シリア問題を解決するには、以下の4点に注意を払うべきだ。つまり、停戦協議の維持、テロリズムの取り締まり、非人道的状況の改善、平和対話による問題の政治的解決という4点をあきらかにしました。
解特使はさらに、シリア問題は自らの30年余の外交官としての生涯でぶつかった最も複雑な問題だと指摘すると共に、「シリア問題をめぐる交渉は、いくら長引いても、各側は自信を持ち、辛抱強くて平和的対話を通して各側の利益を配慮した解決案を見出すべきだ」と強調しました。
(中国国際放送局)
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